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社員教育・営業

第33話 成長課題 管理職の部下育成術(33)

“出来る”管理職の条件

あなたの会社の管理職は「社員の貢献価値を高める」ことが出来ていますか?
 
業績・成果を上げ続ける“強い会社”を創るためには社員一人ひとりを、社内の仲間やお客様、取引先や市場そして経済社会に貢献出来る人として
『自ら考え行動し“より良い結果を出す”ことが出来る人』すなわち『自創の人』に育て続ける必要があります。
 
『自創の人』とは
「自らが自主領域を創設することが出来る人」
でもあります。
 
多くの学生が卒業し、新社会人としての第一歩を踏み出し市場が変革する大きな節目となる4月を迎えるにあたり新入社員を仕事を通じて、何らかの貢献が出来る人財へと育成する責任が会社にはあります。
 
もちろん新入社員に限らず、全社員が貢献価値を高め続ける必要があり、そのためには社員一人ひとりが『高い目標』に挑戦することが不可欠です。
 
貢献価値の高い社員を育成する責任を果たす管理職として社員一人ひとりと確実に『成長対話』を行い社長が指し示す事業計画に基づき、会社が発展する方向性と社員が成長する方向性を一致させ、『高い目標』に挑戦させることが出来るようになる必要があります。
 
現状、管理職が一方的に業務の指示・命令ばかりをしていませんか?それでは社員の主体性は損なわれ、やらされ感が増すばかりです。
 
「最近の若者は主体性がない。」
 
などの偏見を持った管理職を見かけますが社員には必ず意志があり、主体性を持ち意欲を秘めています。それをうまく引き出す事が出来る管理職になるために
 
「何が出来るようになるべきか?」(内容確認)
 
「それが出来るようになる何のためなのか?」(目的確認)
 
「今期はどこまで出来るようになれば良いのか?」(出来ばえ確認)
 
など、『成長対話』で「良い質問」をすることによって社員に前向きに、肯定的に、積極的に考えさせ社員自らの主体性を引き出し、『高い目標』を掲げさせその目標に挑戦させることが出来るようになる必要があります。
 
「何のために(目的)、何が(内容)、どこまで(出来ばえ)出来る」人に育つのか?
との成長目標を社員一人ひとりが掲げることが自らの貢献価値を高める第一歩になるのです。
 
自創経営における人財育成のための目標管理の仕組みでは貢献価値の高い社員に育つために、下記3つの目標を掲げる仕組みになっています。
 
A目標:業績・成果に関する仕事の目標
B目標:部下や後輩や仲間の育成目標と自己の職務拡大目標
C目標:自己の能力向上目標
 
すべては社員自身の成長につながるための目標でありこの3つの目標を達成し続けることが、社員の貢献価値を高め自主領域を創設出来る社員に育つのです。
 
社員自ら活躍出来る場を、自分で創る社員を育てることが出来る管理職の貢献価値が高まることによって社長の想いが実現につながり、存在価値が高く強い会社へと発展するのです。
 
この3月に、社員が自らの成長を愉しみ、ワクワクして仕事をする仕組みの全体像をご理解いただくための「自創経営セミナー」を開催いたします。
 
また5月より、自創経営による人財育成の仕組みを社内により浸透させるべく「自創経営塾」を開催いたします。
 
さらに6月より、人財育成のための目標管理を軸とした成長対話が出来るようになる「管理職養成講座」を開催いたします。
 
芽吹きの春。
 
社員と会社のさらなる成長発展の芽がたくさん出るよう全力を尽くし、貢献してまいります。

 

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