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マネジメント

第198回 『ツキが回ってくるのは、つねに「ネアカ人間」だ!』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

国内外を問わず、私はいろいろな人との交流の中で、
仕事の能力や人格などの面で数多くの素晴らしい人物に出会う機会に恵まれた。
そして、それらの人々に共通しているひとつの特徴は、
《肯定的で明るい》ということであった。
 
カーネギーやロックフェラー、松下幸之助などの伝記を読んでみても同じである。
 
ビジネスの頂点を極めたとされる彼らは、
まさに次から次へと襲い掛かってくる多くの障害や困難をそのたびごとに克服した。
 
障害やこんなに対処するにあたっては、
いずれも肯定的思考で取り組んだことが読み取れるはずだ。
 
 
 「私の人生は失敗の連続である。99の失敗をしながら、
  ただ一つの成功によって勝利を得た…」
と語った本田宗一郎氏は、また、
 「私は何ごとも、暗く悪く考えないようにしてきた。
  悪く考えてよくなるものならいいが、そんなものは絶対にない。
  いつも『必ず何とかなる』と、楽天主義で押し通してきた…』
とも言っている。
 
ソニーの創業者である盛田昭夫氏も、
リーダーの第一条件に《ネアカ》であることを挙げている。
 
どんな困難や挫折に遭っても、前へ前へ、明るい方へ明るい方へ、と考える。
ついには周りの人間をも明るくして、
いつのまにか、困難に挑戦することを楽しみへと変えてしまう。
 
ピンチこそ最大のチャンスという発想である。
 
時代がどう変化しようと、ビジネスというのは人間を通じて成り立っている。
だからこそ、肯定的な考え、周りの人間をも明るくするようなネアカ人間であることは
大きなプラス要因である。
 
 
ビジネスの場には初対面のシーンが多いが、
ネアカタイプが初対面でも他人に好印象を与えるのに対して、
ネクラタイプは自分をわかってもらうまでに時間を要する。
場合によっては、初対面では悪印象を与えてしまわないともかぎらない。
 
初対面でいい印象を与えるうえで、ネアカであって得になることはあっても損はない。
 
こういうと、ネクラタイプはますます暗くなってしまうかもしれないが、
それは間違いというものである。
誰もがネアカタイプに変身できるといっていいだろう。
 
 
本来、ネアカはどんな人間でも持っている2つの面にすぎない。
ちょっとした気持ちの持ちようで、
ネアカの部分を拡大することが誰でも可能なのである。
 

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