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マネジメント

第199回 『魚は頭から腐る』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

信頼と尊敬を失う一番の原因は《言行不一致》、
すなわち、「言っていること」と「やっていること」が違う場合だ。
 
五年ほど前に、タックス・ヘイブン(租税回避)の実態を暴露した『パナマ文書』が明らかになった。
そこには、タックス・ヘイブンを利用していた各国の政治家や会社の名前も記されていた。
 
タックス・ヘイブンとは、税金の安い国に会社を設立し、
本国で払うよりも税金の負担を大きく軽減することである。
全く違法ではなく、やり方によっては合法的な税金逃れであるため、
世界的な規模で富裕層が利用しているのである。
 
しかし、納税の義務は、どこの国でも国民の義務である。
その義務を、税金から給料が払われている国の政治家自らが破っていては、
到底、信頼も尊敬も保てない。
 
辞任に追い込まれたり、辞任要求の国民運動がおこるのも、むべなるかなである。
 
 
古今東西、権力者が自ら道を踏み外し、スキャンダルで失脚する例は枚挙にいとまがない。
人は、権力の美酒に酔うと過ちを犯す。
「権力は腐敗する。絶対権力は絶対に腐敗する」(ジョン・アクトン)という言葉もある。
 
人の上に立つ人は、権力や役職上の指示命令によって人を動かすことができる。
だからこそ、立場のある人には単なる法令遵守(コンプライアンス)を超えた
高い倫理性が求められるのだ。
 
「Integrity(高潔)」という言葉は、
まともな外資系が最も大切にする言葉のひとつである。
 
 
経営者とは、人を使って成果を上げる人である。
また、リーダーとは、チームのパフォーマンスを最大限に引き出すことが役割だ。
今さら言うまでもなく、
人の上に立つ人は、「人を動かすこと」が仕事をするための大前提なのである。
 
したがって、経営者・リーダーにとっての最も重要な資質は、
高潔さや高い倫理性となるのである。
高潔さや倫理性を失えば、信頼と尊敬を失う。
信頼と尊敬を失えば、もはや付いてくる人はいない。
 
権力の美酒に酔い痴(し)れてはいけない。

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