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第74回 AIを使った文書作成

社長のメシの種 4.0

 最近AIを使った文書作成を試している。
 この分野では、2020年6月に公開されて以来10カ月で利用アプリが300以上になり、1日あたり45億単語以上が出力されている「GPT-3」が話題となっている。
 
 「GPT-3」を利用したブラウザベースの「copy.ai」という文書作成サービスは日本語も使え、ホームページ用文章、Eメール、セールスページ、手紙、提案書など、それぞれのビジネスに関連した文章が提案されるもので、ブログやインスタグラムなどのタイトル、ネット広告文などでは利用価値がありそうだ。
 
■GPT-3
 「GPT-3」は「Generative Pre-trained Transformer 3(生成的事前学習トランスフォーマー)」の略で、人工知能を開発する非営利団体OpenAI(テスラのイーロン・マスクCEOが共同会長)が開発した、次世代文章生成言語モデルだ。
 
 1兆語から成る巨大な例文集を元に、1,750億種類の変数を持つ「言語モデル」に言葉と言葉の関連の度合いを記憶させ、これに対して「数種類の実例と課題文」を与えることで文章を出力するという仕組みで、意味を理解しているのではないし、常識を備えているわけでもない。
 
 基本的には英語ベースで開発されたものと思われ、日本語で使用した場合には文書的に違和感を覚える部分もある。
 
 また、2020年9月にマイクロソフト社が独占的ライセンスを取得している。
 
■GPT-3を利用した事例
 「GPT-3」が、人間が書いたものと見分けが付かないほどの精度が高い英語の文章を生成する事例として話題となったのは、米オンライン掲示板「Redit」に多数投稿された「u/thegentlemetre」というアカウントの記事で、1週間ほど AIが書いていると知らずに、コメントなどのやり取りが交わされていた。
 
 英ガーディアン紙がGTP-3で生成させた文章によって構成した「A robot wrote this entire article. Are you scared yet, human?」という記事には、「I have no desire to wipe out humans.(人間を一掃したいとは思っていない)」「I would happily sacrifice my existence for the sake of humankind.(喜んで人類のために自分の存在を犠牲にするだろう)」などという内容が書かれ、AIにより人間の仕事が奪われる危惧を否定する文章が出力され、話題になった。
 
 今回の文章にも部分的に「GPT-3」を利用しているが、今後はスマホ入力の予想変換のように、AIを利用した文書作成が当たり前に使われるようになりそうだ。
 
 
======== DATA =========
 
●copy.ai
https://www.copy.ai/
(一週間無料使用可)
 
●英ガーディアン紙「A robot wrote this entire article. Are you scared yet, human?」
https://www.theguardian.com/commentisfree/2020/sep/08/robot-wrote-this-article-gpt-3
 

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