「定義辞典」
昨日の「幹部候補生研修=新入社員研修」では、自分自身で「定義辞典」を作る必要性をお伝えした。
「定義があるから判断ができる」(臥龍)
例えば「仕事」とは?
臥龍の定義は「事前期待を超えること」。
例えば「クレーム処理」とは?
臥龍の定義は「発生前よりもファンにすること」。
例えば「入社式」とは?
臥龍の定義は「親御さんからの引継ぎ式」。
これによって、正しいか間違っているかが分かる。
20代で「定義辞典」が出来ていないと、判断量が増える30代以降、仕事のスピードが遅い人になってしまう。
国立より愛を込めて。臥龍
「四つの扉のどれを開くのかを決めておくこと」
昨日、T社の「幹部候補生研修=新入社員研修」での「プロジェクト30」の発表があった。
その前提として、以下のようにお伝えした。
「あなたの会社の社長は、出来るだけあなたには高い給与を支払いたいと思っている。
しかし、貢献度以上には払えない。
『年収1000万を実現するには、どういう貢献をしたらいいですか?』と、ストレートに聞いて欲しい。
その実現目標が40歳としたら、30歳には、『超プロ、人を使って成果を上げるリーダー、開発者、グループ会社の社長』の四つの扉のどれを開くのかを決めておかないといけない。
扉が決まらないと、20代での自己啓発テーマも決まらない。
『頑張ったのに』は、アマチュア言葉なので、今日限り、封印しておくこと。
一発屋ではなく、持続的成果を上げることでしか、収入交渉はできない」
東京より愛を込めて。臥龍
「準備、できていますか?」
Q.決算月に向けて「準備」ができていますか?
「準備とは、言い訳になる要素を排除すること」(イチローの言葉)
ご存じのように、イチローはメジャーリーグ初の10年連続200本安打を達成している。
シーズンを終えたときに、「こういうことで200本未達成でした」という「言い訳ゼロへの準備」をしっかりしていたということだ。
Q1.あなたの今年の目標は何ですか?
Q2.あなたは、その目標を結果にするための「準備」は万全ですか?
イチローにとって、200本安打達成の最大のリスクはケガ。
ケガをしないための準備は、本当にすごい。
球場に着いての通路、階段を上っていたチームメイトがバリアフリーの通路で遠回りしているイチローを見つけ、「どうしたんだ?」と聞いた。
「階段は転ぶリスクがある」というイチローの言葉に呆れた。
臥龍は、開業以来38年間、自分の体調でお客様のスケジュールを動かしたことは一日もない。
「体調が悪くて・・・」という「言い訳ゼロ」への「準備」を重ねてきたからだ。
東京より愛を込めて。臥龍
「言い訳を心の中で呟いても、状況は変わらない」
「物事はうまくいかないのが普通。壁に当たったら、壁を超える対策を打ち続けるだけだ」(臥龍)
「本気の人は、壁に当たったら対策を打ち続け、本気もどきの人は、壁に当たったらいい訳を言う」(臥龍)
中小企業の採用、本当に厳しくなった。
「大手企業がいい人財、ごっそり採っていくんです。我が社は予算が少ないし、大体知名度ないですし、不人気業種ですし・・・」と、言い訳を心の中で呟いても、状況は変わらない。
臥龍ならこういう対策を打つ。
「社長、少子化時代、大手企業がいい人財、ごっそり獲っていきます。この傾向は変わりません。思い切って、やり方を変えましょう。
優秀な人財のファーストコンタクトで、彼らのハートをグッと掴まないと、次はありません。
焼肉きんぐなどを展開している物語コーポレーションが、中小企業の段階から新卒の定期採用を始め、外食という不人気職種でありながら、優秀な学生を採っていました。その秘密を『カンブリア宮殿』のオンデマンド配信で観ました。
ズバリ、トップが学生に直接、熱く語ることなんです。オンデマンド配信、ご一緒に観ていただけませんか?」
そして、学生から見て、「かっこいい社長」に映るようにコーディネートし、語る原稿を作り、何度もリハーサルしていただくようにします。
これ実際に効きますね。
京都に向かう新幹線車中には。臥龍
「優先順位を間違えない指針は明確か?」
東京の多摩を中心に事業を拡大しているつばさホールディングス。
グループ理念は以下の通り。
「相手が先 自分は後 与えるものが与えられる
信頼が先 指名は後 期待に応えると選ばれる」
新卒採用の多くが、アスリート出身。
この理念には、とても深く共感できるそうだ。
チームプレーでは、「相手が先 自分は後 与えるものが与えられる」。
監督に「自分を使ってくれ」と言っても使われない。
「信頼が先 指名は後 期待に応えると選ばれる」
Q.貴社には、優先順位を間違えない指針は、明確に示されていますか?
臥龍も、「損得よりも美学、損得よりも信用」を大事にしてきた。
京都より愛を込めて。臥龍
「自分を導くキーワード」を持っているか?
「自分を導くキーワード」を持つと、迷う時間が減って便利。
臥龍が参考になった「自分を導くキーワード」。
「日本を今一度洗濯いたしたく候」(坂本龍馬)
「我が身を修める自治の力が治国平天下の基礎である」(後藤新平先生)
「よもや死刑にはなるまい」(元リコー会長・浜田宏氏)
『浜田広が語る「随所で主となる」人間経営学』を読み、「自分は『よもや死刑にはなるまい』だけで、社長になった」という痛快な言葉に痺れた。
会社のことを想って、思い切ってやる。
仮に失敗したって、死刑にはならないだろう。
だったら、思い切ってやれよ!、というメッセージだ。
Q.あなたの「自分を導くキーワード」は何ですか?
臥龍の「自分を導くキーワード」は、「2100年に生まれる子ども達が“あってよかった!”と思える社会志産を6つ遺す!」だ。
京都より愛を込めて。臥龍
「自分で掴んだことは忘れない」
「金メダルを獲るぞ!という気合は、目標記録によって裏付けられる」(臥龍)
「幹部候補生研修=新入社員研修」では、「プロジェクト30」という自分が30歳になったときの理想像を描く。
これが、「大谷翔平を超える三刀流のプロ」、「周りから信頼されるプロ」などでは、実現可能性は極めて低い。
どの山に登るか?
標高が明確だから準備が始まる。
臥龍の25歳時に立てた役柄事例と自己啓発目標を披露した。
■具体的な役柄名
与えられた仕事を日本一レベルまで高める。結果、営業3年間で2回の日本一業績を達成。
■自己啓発目標
1.営業の本を30冊以上読む。
2.その中での「ABC」をまとめる。
ABC=トップセールスマンが「当たり前(A)のことを、馬鹿みたいに(B)、ちゃんと(C)やっていること」。
まとめると、「①.商品やサービスを売るな、価値や機能を売れ!
②.販売のピラミッドを築け!
③.先行管理のリズムを創れ!」になった。
3.それを超素直に実践する。
これで営業日本一になった。
「教えられたことは忘れる、自分で掴んだことは忘れない」(臥龍)
京都より愛を込めて。臥龍