「自治の力」を持っているか?
規律というと「縛られる」というイメージだったが、規律とは、「規=定規(物差し)」+「律=律する」こと、要は、「規律とは、自分の物差し(価値観)で、自分を律すること」と聞いて、なるほどと思った。
臥龍の尊敬する後藤新平先生の「自治三訣」にこうある。
「自治三訣」
『「人のお世話にならぬよう
人のお世話をするように
そして報いを求めぬように」
我が身を修める自治の力が治国平天下の基礎である。
人のお世話にならぬようとは「自助」、
人のお世話をするようにとは「互助」、
そして報いを求めぬようにとは「自制」』
「国を治めるとは、国民一人ひとりが、我が身を修める自治の力の集積である」という後藤新平先生からの問いかけから、臥龍は「人生経営の社長」という人財育成指針を得た。
現場において、理念に照らしてどう振る舞うのか?
ここには、「自治の力」が要る。
人生において、自分の価値観に基づいて、どう振る舞うのか?
ここには、「自治の力」が要る。
自分の価値観の軸は「三観」、つまり「人生観」「人間観」「お志事観OR事業観」。
全従業員が、自らの「三観」を持った企業は、超強い!
姫路より愛を込めて。臥龍
「入社半年間で『自己啓発習慣』を体得させる!」
日本でもいち早く週休二日制を導入した松下電器産業(現・パナソニック)。
松下幸之助はこう言った、「一日は休養、一日は教養」。
慧眼だ。
昨日の「幹部候補生研修=新入社員研修」では、自己啓発の重要性をお話した。
「企業間格差はリーダー人財の格差、その本質はリーダーの自己啓発格差」(臥龍)
過去100年・成功者の共通項。
「過去100年に、世界の実業界で活躍した人たちを調べてみた。彼らが成功した要因は、彼らが例外なしに会社が終わってからの時間が大切だと思っていた点に求められる。1日1時間の勉強を1年間継続すれば、どの分野でも専門家になることができる」
マサチューセッツ工科大学パブソン博士提唱の「パブソンの法則」より
「会社で8時間働くのは当たり前。当たり前でないのは会社が終わってからの時間をどうするかだ」(土光敏夫先生)
本日、「幹部候補生研修=新入社員研修」は終わるが、これから半年間を掛け、「自己啓発習慣」を体得していただくためのバディ伴走が始まる。
これが、先輩社員バディも育つ「共育」となる。
10月のフォローアップ研修会で、どのような「自己啓発習慣」が体得されているか?
報告が楽しみだ。
姫路より愛を込めて。臥龍
「本物の本は、行間が深い」
牧師さん、神父さんが説教台に上がるとき、右手に持つのは聖書。
これ一冊で、全てが語れる。
同様に、私たちも「座右の書=マイバイブル」を持とう。
臥龍にとって、これ一冊あれば、経営管理の全てが解決する「座右の書=マイバイブル」は、「経営の行動指針」(土光敏夫・著)だ。
これを繰り返し読むと、我が血肉となる。
年に最低一度は読み返すと、顔が赤くなる。
さも臥龍語のように語っている中に、相当、土光語録が入っている。
でも、完全消化すれば、自分の言葉と思おう。
年に最低一度は読み返すとき、ドキドキしながらページを開く。
「本物の本は、行間が深い」(臥龍)
インクで刷っている行と行の間に、知恵が隠れている。
読み返す都度に、“こういう意味だったか”という新しい気づきが出てくる。
背丈が伸びると、見えてくるものが変わってくる。
ということは、読み返して、新しい気づきが出てこないときは、自分の心の背丈が伸びていない(成長していない)ということだ。
「座右の書=マイバイブル」とは、自分の心の背丈が伸びているかどうかが分かる物差しでもある。
新大阪より愛を込めて。臥龍
「褒める、叱る」と「助言」のスタンス違いとは?
「褒める、叱る」と「助言」のスタンスの違いを、ご自分で明確にしているか?
以下は、臥龍のスタンスなので、あくまで参考までに。
「褒める、叱る」は、自分が出来ていなくてもOK。
自分が出来ていないことでも、出来れば、年下でも部下でも大きくほめる。
自分が5分遅刻した。
部下が10分遅刻した。
叱る。
何故なら、本人のためだから。
「助言」においては、自分が出来ないことはしない。
経営コンサルタントの中には、“あなた、自分が出来るの?”ということを平気でアドバイスする人がいる。
「利益を上げなさい」と言っているあなた、自分が利益を出しているの?
大体、出来ていることでないと、本質・コツが真に分かっていないので、アドバイス精度は低いし、説得力も低い。
新大阪より愛を込めて。臥龍
「あなたは指定席券を持っていますか?」
Q.あなたは指定席券を持っていますか?
4月11日にN社の25名の「幹部候補生研修=新入社員研修」の最終局面「本気プレゼン」を聞いた経営陣は驚愕した。
「眼力、言力、姿勢など、あらゆる面で、今までの新入社員とはまったく違う!臥龍先生、たった二日間で何をされたのですか?」
臥龍が行う「幹部候補生研修=新入社員研修」では、最後に「プロジェクト30宣言」を行っていただく。
「人生に一回しかない30歳の通過点で、私は最高にして最善のこの席に座っている」の宣言だが、それをリアルに描いていただき、「本気プレゼン」していただく。
指定席券は、詳細に指定しないと発券されない。
例えば、8年後の2032年3月31日、9時発ののぞみで東京から新大阪まで、8号車8番のD席のように。
「本気プレゼン」の熱は、自分自身の「潜在意識」を一度溶かし、再度組み立てる「ぜい変」効果がある。
東京より愛を込めて。臥龍
「月曜~日曜をプランニングする」
通常、対年度比較や対年同月比で実績を見ますが、飲食業などでは比較対象が違う。
例えば、4月の第3週であれば、そのここ2~3年比較で見る。
週単位で数値を意識する。
私たちも、土日で一週間を総括し、次週の月曜~日曜をプランニングする。
この中で大事なことは、「重要で緊急でないが、今年、今月の目標完遂のために手を打たないといけない:通称AD業務」ことをしっかり確認しておくことだ。
臥龍の場合、この4月15~21日の中で、以下のようなAD業務を処理しないといけない。
5月のA社の「幹部候補生研修=新入社員研修」の事前準備の指示。
5月の秋田の「志授業」のフォローアップ確認。
6月の兄弟企業の住まい周り企業の勉強会の案内確認。
7月の千回行半期セミナーの準備。
10月のN社の「幹部候補生研修=新入社員研修」のフォローアップ研修を最高にするための状況確認。などなど。
Q.あなたの今週のAD業務は明確ですか?
東京より愛を込めて。臥龍
「新入社員に月3冊の読書習慣を持たせていますか?」
「企業間格差はリーダー格差、
リーダー格差は自己啓発格差」(臥龍)
「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」(越川慎司・著)
25社を調査し、一般社員8000人とトップ5%社員8000人の習慣の差を、見える化している。
一番差が分かりやすかったのは、年間読書量。
一般社員は2.2冊/年、トップ5%社員は48.2冊/年(月 4冊)。
AIは、答えが分かっていることに答えを出すのは大得意。
人間、特にリーダーには、答えがないことに答えを出す「思考判断能力」が求められ、それを鍛える一番コスパが高いものは読書。
Q.貴社では、新入社員に月3冊の読書習慣を持たせていますか?
高知より愛を込めて。臥龍