「魅力ある電話応対とは」
◆「電話応対のクロージング」◆
_honbun“終わりよければすべて良し”という言葉もありますが、電話応対も同様です。
最後のクロージングの持って行き方で残存効果も決まります。
例えば、急いでいる時など、用件だけを話して
「では、失礼致します」「よろしくお願いいたします」
で終わらせては、もったいない話です。
そんな時ほど、相手に気配りを持って
「本日は、急いでおりまして、ゆっくりお話ができずに申し訳ございません」
「早口になってしまいました。一方的で申し訳ございません」
「急いでおりますので、用件だけ伺いました」
「お話させていただけて内容がわかり助かりました」
などひと言を添えましょう。
必ず、その時の状況やお詫びを伝えてクロージングするのです。
言葉に意識的に抑揚もつけたり、一礼すると、なおさら声のトーンも良くなります。
そして、最後に「では失礼いたします」の言葉を添えるのです。
また、電話をかけた時だけでなく、受けた電話にも同じ心がまえが大切です。
「本日は落ち着かない電話になってしましましたが」
「代理でのお話で上手くお伝えできたでしょうか」
「せっかく頂きましたお電話でしたがゆっくりお話できませんで」
など。
そして、最後の挨拶
「では、失礼いたしました」
「よろしくお願いいたします」
「お世話になります」
など、ぜひ、状況にあわせた相手への心遣いをしてください。
時間があれば、ビジネス会話であっても、ニュアンスをつかんで、ひと言何かを伝えることができます。
クロージングの時に例えばお客様との「お話できてよかったです」のひと言が、次へのご縁をつくっていくのです。
言葉の人格を作って、個性を色づけていきましょう。