「要注意:情報偏食者」
臥龍は、顧問先の従業員には、電子版でいいから一紙は「新聞」を読もうと推奨している。
大体の反応は、“いまさら”だ。
しかし、ネットの情報は、その人のクリック傾向に合わせ、ロボットが提供してくる。
いつの間にか、「情報偏食者」になっていく。
これでは、営業や接客サービスとしての話題も片寄り、お客様とキャッチボールもできない。
リーダーとして、多角的な視点での思考・判断もできない。
東京より愛を込めて。臥龍
「Q.あなたの行先はどこですか?」
「行き先を決めないで乗り物に乗る人はいない」
「役者になる気もないのに、劇団に入る人はいない」
今、何らかの仕事に着いている。
では、どこに行くのか?
「はい。部長です」
それは役職であって、世の中には何人でもいる。
あなたしかできない「役柄」は何なのか?
それが本当の行先。
「理念実践のモデル部署を創る理念の伝導師」
これなら分かる。
拠点毎に拠点長(支配人)はいる。
以下は、「関わり力NO.1」という役柄を実現した事例だ。
⇒ https://youtu.be/l8HvzuoaqzM
Q.あなたの行先はどこですか?
この問いに明確に応えれる集団を創ろう!
富山より愛を込めて。臥龍
「問題には二種類ある」
今、羽田空港。
機材整備のため、出発が1時間遅れ。
秋田で10:00スタートの仕事段取りの変更でばたばた。
しかし、これは航空会社が悪い訳ではない。
「全ての因は我に在り」で考えれば、プライベートジェットで移動するまで成功していない自分が悪い。
半分、冗談のようだが、あらゆる問題に対して、常に「全ての因は我に在り」で考えてきたので、反射的にそう思える。
こういう問題はよく起きるが、もっと大きな問題は、「理想とのギャップ」だ。
仮に業績が良くても、「社長、我が社の現状は、理念の実現にまだまだ足りません」と言ってくる従業員がいたら、本物の問題意識の持ち主だと思う。
介護事業のコンパス・ウォーク、一見、順調に業績を伸ばしているようだが、「敬護を世界のスタンダートに!」からは、まだまだ足りないという問題意識を持っている人物がいれば安心だ。
健康食品販売の長坂養蜂場、一見、順調に業績を伸ばしているようだが、「世界を幸せにするブンブン・ヴィレッジの完成」から見れば、まだまだ序の口という問題意識を持っている人物がいれば安心だ。
インドアテニスのノアインドアステージ、一見、順調に業績を伸ばしているようだが、「世界を幸せにするノア・ヴィレッジ構想」から見れば、まだまだ序の口という問題意識を持っている人物がいれば安心だ。
羽田空港より愛を込めて。臥龍
「真の情報を伝えよう!」
情報は、情と報で出来ている。
情は、情熱、情感、情念というマインドだ。
対して報は、時報、報道、天気予報のように定量化できるものだ。
情だけでは、目安がないので、続かない。
報だけでは、冷たくて、そもそもやる気が起きない。
我が社の使命感を熱く語る。
「敬護」もそうだ。
結果、「地域の健康寿命を一歳伸ばそう!」というビジョンも合わせて語る。
この一歳がもたらすご本人良し、ご家族良し、社会負担良しは、どういうものか?
これを具体的に語ることで、真の「情報」になる。
リーダーとは、心を熱くする「情」と、頭に具体的なゴールを描かせる「報」を合わせて語る人だ。
秋田空港より愛を込めて。臥龍
「40歳から対人ストレスがなくなった」
小池修さんの言うように、人に対するイライラは、自分の中にある「思い込み」が原因であることが多い。
例えとして、「自分が簡単にできる事は、他人も簡単にできて当然」という「思い込み」があるから、うまくできない他人にイライラすると挙げておられた。
正直、臥龍も最初はそうだった。
40歳を境に、以下の二つの考え方を持った。
「人の行動を変えようとしない。見つめるものが変われば、人は自ら行動を変えていく」(臥龍)
例えば今朝のZoom研修で、ある中堅社員の方が、「東海地区から日本の幸福度を上げていく起爆剤となる企業を1000社創る」というミッションの元で、自らの行動計画を発表された。
それはそれまでの行動習慣とは、明らかに一線を画するものだった。
もう一つ、40歳で得た思想がある。
「人は信頼するけれど、期待しない。人はコントロールできないものをコントロールしようとするとストレスを生む。期待ができ、完全にコントロールできるものは自分自身。自分には、足元半径5メートルを変える力がある」(臥龍)
「過去と他人は変えれないが、自分と未来は変えられる」(臥龍)
お蔭で、人に対するストレスがなくなった。
「人間関係のストレスは存在しない。自分が勝手に作り出しているだけだ」(臥龍)
但し、その元凶がトップである場合は、自分が努力し、トップになって会社を変えるか、出ていって、自分で理想世界を創るしかない。
一番無駄な時間は、愚痴や不満だけ言って動かない時間だ。
東京より愛を込めて。臥龍
「経営は思想哲学である」
頑固にも二種類ある。
「思想・哲学」と「かっこ付けたい思い込み」。
松下幸之助翁や稲盛和夫先生が、「経営は思想哲学である」と語られているが、経営支援を40年行い、まったくその通りと臥龍も納得している。
「思想」とは、ものの見方を練り上げ、結晶化したもの。
「哲学」とは、ものの考え方を練り上げ、結晶化したもの。
松下幸之助翁の「宇宙観」、「宇宙は常に生成発展している」からは、宇宙に行き詰まりはない、行き詰まりと思うのは、活路が見えていないだけだと教えられた。
また「人間観」、「人は、まことに偉大にして崇高なる存在である」からは、人間は可能性の塊と教えられた。
稲盛和夫先生の「敬天愛人」、「その事業は、社会に善なるものか、私心なかりしか」からは、大切な意思決定指針を教えていただいた。
大げさに語っても、「普遍性」のない「思い込み」では、小人には通じても、達人を動かすことは出来ない。
達人を動かすリーダーだから、大きな事業が成せる。
Q.あなたの「人生経営」における「思想哲学」は何ですか?
東京より愛を込めて。臥龍
「自分たちは、ブリンカーを嵌められていないか?」
競馬の馬にあえて視界の一部を遮る器具が付いている。
「ブリンカー」というもので、視界を走るためだけに集中させるものらしい。
参考⇒ https://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w384.html
私たちも、無意識のうちに、業界や地域の「ブリンカー」を嵌められていることが結構多い。
これが「同質化競争・価格競争」を生む。
これを打破する方法の一つが、異業種や国の内外を旅する「ベンチマーキング」だ。
「視界の広さは、旅の距離に比例する」(臥龍)
日本も、アメリカから「アメリカ型資本主義」の「ブリンカー」を嵌められているが、そのことに気が付く人は少ない。
昨日の「視界を広げる研修」でも、以下の設問を投げかけた。
Q.あなたの国は、犯罪者をどう扱っていますか?
A.犯罪は割に合わないことを、本人には刑務所収監で、世間には死刑執行で知らしめないといけない。知らしめないと再犯を犯す危険性が高まる。
B.その環境で育てば、自分だってそうなっていたかもしれない。心が穏やかになる良い環境を用意しよう。また、人間の尊厳からみて、死刑は絶対にあり得ない。
Bを採用した国の刑務所から出た人の再犯率は、世界最低だ。
Q.あなたの国での教育方針はどちらですか?
A.ある程度の宿題があった方が、学習は進む。統一テストがある方が、自分の位置が分かり、励みになる。優秀な子には、私立校という進路が有ってもいい。
B.宿題や統一テストは不要。子どもは放課後時間を目一杯楽しんで欲しい。成績よりも幸せな生き方を知ることの方が大事。学校は公立だけで、私立校は不要。
Bを採用した国は、学力世界一となった。
「アメリカ型資本主義」の「ブリンカー」を外すと、「士魂商才の日本商人道」や「ヨーロッパ型資本主義」が見えてくる。
自分が見ているものは、本当に正しい?
疑うことを忘れたら、「ブリンカー」ではないかと自問自答してみよう。
宇都宮より愛を込めて。臥龍