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戦略・戦術

第101話 「危機感をもっていました人手不足時代が 又 やってきました part3」

強い会社を築く ビジネス・クリニック

この20年、バブル崩壊後のデフレ不況下で人余りが表れていましたが、じわじわと少子高齢化が進んで、人手が余っている様子を示していました。
しかし、計算すれば人口減、毎年25万人の人が減る現状から考えれば、人手不足が表れることは目に見えています。
 
人手不足の対策は、省力化、省人化を進めることであります。力のいる仕事は力がなくても出来るようにする。
省人化とは、人が要る仕事でも人を省いて出来ることである。これを早く経営課題にして着手するか、しないかである。
特に、中小企業のやるべきことは、システム化とロボット化であります。
 
システム化は、今から35年前ごろ、昭和55年(1980年)頃から中小企業でもコンピューター活用の気運が高まったのではないでしょうか?
何しろ、その頃の企業の中枢にいる経営者のほとんどが、コンピューターが使えない、わからない状況でした。ハードだけでなく、ソフトの価格にもびっくりする人々ばかりでした。
 
増え続けるアイテム数、それに対応しての倉庫スペース、置き場所等、品名を記憶する人材、商品の重量に対応する設備など限界を超え出しました。
 
サンコーインダストリーの奥山社長は、コンピューターの活用しかないと思い、商工会議所主催のセミナーに通い、講師先生を自社に招き入れ、早くから自社にコンピューターの導入を図り、成功されました。
今日では他社の追随を許さないシステム化を成功されておられます。
 
高知県からスタートした旭食品の竹内 克之氏(現 会長)は、アメリカでの冷凍食品の普及ぶりをみて、日本にもこの時代が来ると予想され、当時のメインの酒、食品、グロッサリーだけでなく、この冷凍食品を加えてのフルライン化をめざし、いち早くローソンのコンビニにも卸され、異チャネルに挑戦されたのです。
しかし、困難は、ワンピースピッキング(1個単位の受注)個店と配送、物流の壁でした。これらの壁もコンピューターピッキングシステムで解決されたのです。
 
両ケースとも成功の要因は、システム化を導入し成功させる、他社との差別化を図り、省力化しなければならないという信念と、その時、30歳代という若さがあったことでしょう。その頃は、大手の企業しかコンピューター化を推進していなかったのです。
 
今日、中小の製造現場でも産業用のロボットの導入が高まっています。
自動化はコスト削減、小ロット生産、最先端技術の成果は勿論のこと、人手不足対策であり、設備投資減税もあり、絶対ロボット化は進みます。
但し、ロボット1台あたりの平均投資額は、約700万円と言われています。資金不足の企業には、確かに大きな負担になり、活用に失敗すると大けがの元になるかもしれません。が、リスクを感じて投資に挑戦する。
そのために私は、財務、財務と言ってきたのです。
 
使えるカネがあるキャッシュリッチ、自己資本の高い、いつでも低金利率で借金が出来る体質にしておけと申し上げているのです。
システム化、ロボット化は、資金とノウハウと運用技術が要ります。しかし、成功すれば、人手不足解消、システム化でコストが下がり、男子社会への女性進出、女性の戦力化も可能になるのです。
 
これらの成功には、幹部社員の若さも必要なのです。
チャレンジ精神の少なくなった高齢者には退場を願って、若者には、新しい時代の新しい困難な経営課題に果敢に挑戦して欲しいのです。

 

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