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戦略・戦術

第19話 ブラジル・アルゼンチン視察報告

強い会社を築く ビジネス・クリニック

ブラジル・アルゼンチン【井上探検レポート】
 

 後継社長塾塾生を中心として20名でブラジル・アルゼンチン12日間の旅をしてまいりました。皆様にご報告できるレポートの題は2つありま す。

 
 1、食品原材料の価格上昇は中国の影響で当分下がらない事
 
 2、ハイパーインフレに一番強い企業は銀行借入のない無借金企業であるという事
 
この2つを結論として得ました。
 
 アルゼンチンは4年前にデフォルトを行っています。すなわち国が海外から借りているすべての借金を支払わない、支払えない状況になりました。 私の関係先も資金運用で高利回りのアルゼンチン債を買いひどい目にあいました。
 
 ようは国全体として使える金が一銭も無い状況になったのです。すべての企業は売上の大激減、物資の不足にみまわれ経済は壊滅状況におかれまし た。その状況は別としてこの2年後今やそのアルゼンチンが急速に景気を回復しているのです。
 
 理由は何でしょうか? 結論から申せば外務省次官や経団連会長らの話で中国のお陰で立ち直っている、と明確におっしゃっていまし た。
 
 アルゼンチンは旧主国はスペイン、輸出は欧州に顔が向いています。しかしこの2年間で言えば急に大豆が一番ですが小麦、肉類を大量にしかも相 場以上に中国が買い上げてくれるとのことです。ブラジルも同じく輸出国は日本を抜いて今や中国が大切な得意先だとの話でした。
 
 今中国の人口13億人(15億人と言われているが)の10%が日本人と同じ生活水準になってきたと言われてきました。先日も中国の沿海部の女 性が毎日入浴しシャンプーし、リンスする習慣を覚えた。
 
 この習慣が内陸部に入りだしたとのこと。2億、3億とその習慣になると使用する水と廃水は一体いくらになると思うと問われました。同じように 中国人が中華料理を食べるようになれば豚肉が不足し、食用油、小麦粉が不足するのは目に見えています。
 
 そうなんです。アメリカから日本から稼いだ金を13億人の胃袋を満たすために遠いアルゼンチン、ブラジルから輸入し始めたのです。私の自論は 上がった農産品は又、いつかは下がるでした。
 
 しかし、穀物相場、食料品相場を上げているのは金余りの相場師ではなく、中国の需要がその相場を上げ、上がる事がわかっているから相場師は先 物を予約するのでしょう。
 
 当分私の自論は封印しなければならないのでしょう。食品産業の業界の経営陣はこの現材料コスト上昇に対し、長期的に手を打たねばならないで しょう。

 

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