「ネクタイの剣先の幅は、何センチくらいがエレガントでよいと思われますか?」
先日このようなご質問を頂戴しました。
私が行うセミナーやトレーニング、コンサルティングの場面、またお引き受けする新聞や雑誌の取材の場面で、
受講者の方、クライアント、記者の方それぞれからイメージについて様々な質問をいただいています。
質問されて改めて、「そういう疑問も確かにある」ということに気づかされることもしばしば。
そこで、今回は“社長の成功イメージ戦略 -応用編-”として、より実践的なテクニックとアイディアを、
頂戴した質問にお答えする形でご提案したいと思います。
1)ネクタイの大剣幅
時代によって微妙に太くなったり細くなるのがこのネクタイ幅。
また、同じ時期でも国産かインポートかによって幅は違い、多様化しているともいえます。
敢えて、現在販売されている手に入るネクタイのサイズを提示するとすれば、
9.0cm~10cm
そこで、骨格や体型の大きさ別、ネクタイ幅の目安をあげてみましょう。
平均的な日本人サイズの方 9.3cm~9.5cm
少々細身の方、9.0cm
大柄な方、9.5cm~10.0cm
ネクタイの幅は、ご自分の体型や骨格のボリューム(幅)と比例させて選ぶことがベスト・バランスな取り入れ方です。
2)ネクタイの厚み(素材感)と柄・色
ネクタイの幅も大事ですが、
素材による厚み、柄、色による実際人が認知するサイズの違いに注目したいところです。
ネクタイ幅が上記の骨格・体型による目安よりも多少太めでも、素材が分厚くなければすっきり見えますし、
また、柄がすっきりしており縦方向に視線を誘導するものであったり、
配色がシンプルで収縮して見えるものであれば、同じくすっきり細めに見えます。
反対に、幅は少々細めであっても、色や柄、素材によっては、膨張して太めに見えることもあるというわけです。
実際の数値は基準。
そこに組み合わされる、素材・柄・色、そしてそれを身につける人との上手いマトリックスが重要。
実寸も大切ですが、錯視現象(視覚的なトリック)で見えているサイズこそ最終的に他者が視覚的に認知する、
皆さんの全体バランスから印象を与える「ネクタイ幅」なのです。
次回は、「エレガントなネクタイ幅とは?」の第2弾、「スーツの襟との重要な関係性」です。
こちらこそ、実際の寸法が大きな影響を及ぼす例をお伝えいたします。