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税務・会計

第113回 金利上昇に備えて中小企業が準備すべき3つのこと

賢い社長の「経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」

変動金利と固定金利の割合を見直す

借入金の金利タイプには、変動金利と固定金利があります。

それぞれのメリットとデメリットは、主に次のとおりです。

 

変動金利は、市場金利に連動するため、金利が低い時期には有利ですが、金利が上昇すると支払利息が増加するリスクがあります。

短期的な資金需要が多い小売業などでは、運転資金を変動金利で借り入れ、資金調達コストを低く抑えるのが一般的です。

今後は、金利動向を注視し、必要に応じて一部を固定金利へ借り換えることを検討するケースもあるかもしれません。

 

一方、固定金利は、借入期間中の金利が一定であるため、将来の金利上昇リスクを抑制できます。

ただし、変動金利に比べて金利が高めに設定されることが多く、金利が低い時期には不利になることがあります。

設備投資が必要な製造業などでは、長期間の固定金利で借り入れていますが、将来の設備投資については、金利の設定を変更して、返済計画を立て直しておきましょう。

 

経理財務担当者としては、現在の借入金の契約をすべて洗い出し、借入金残高と返済期間、金利タイプ、利率を一覧表にしておきます。

そして、今後の金利上昇リスクを見積もり、変動金利と固定金利の割合などの見直しを検討しておきましょう。

 

新規の融資を申し込むとき、変動金利と固定金利、どちらを選びますか?

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