生成ＡＩを使ってチェックリストを整備
実務経験を持つベテラン担当者であっても、過信や作業の慣れからくる手抜き作業や確認不足が大きなミスにつながることがあります。
経理業務２年目以降の社員がルーティン業務に慣れてくると、油断するようになるので危険です。
「毎月同じ取引先だから取引内容も同じだろう」と請求書の明細や金額を確認せずに、前月の会計仕訳をコピーして処理して、間違えに気づかないケースがあります。
実務経験３年以上になると担当業務を1人で持たされるようになり、自信がつく一方で、自分の能力を過大に評価しすぎると心配です。
仕事を任されたと勘違いして、先輩や上司に相談することなく、自分勝手な判断をして後で大きなトラブルになることがあるので注意しましょう。
ルーティン慣れによる手抜き作業や、過信による確認不備は、誰しもがやってしまうリスクは避けられません。
作業するときには、必ずチェックリストを使用してもらいます。
チェックリストがない場合、生成ＡＩに次のような指示文（プロンプト）を指定して作ってもらいましょう。
「２年目の経理社員が会計処理をするときのチェックリストを作成してください」
「支払いもれや二重払いをなくすためのチェックリストを作成してください」
作業量が増えて人手不足で業務が回らなくなると、チェックもれや確認不備によるミスやエラーが頻繁に発生する傾向にあります。
ミスが起こる前に、経理処理をデジタル化して作業量を減らし、会計システムのＡＩ自動仕訳機能やＡＩチェック機能などを利用するのも有効です。
経理業務でチェックリストやシステムチェックが使われていますか？
