経理社員の成長を止めている3つの原因
なぜ経理社員の成長は遅いのか?
経理の仕事は専門知識が必要ですが、すべての経理社員が常に専門スキルを向上させているとは限りません。
経理社員が成長に向けた行動を起こさない要因はいくつか考えられますが、自ら壁を作って変化を拒んでいるケースが少なくありません。
しかし、経理業務のデジタル化が急速に進む中で、ルーティン業務に固執することが、いかにリスクを伴う行為であるかを考える必要があります。
そこで今回は、経理社員の成長を止めている3つの原因について、説明します。
御社の経理社員は、この1年間でどのくらい成長していますか?
【原因1】日常業務が忙しくて新しい仕事に手が回らない
経理業務は月次決算や支払処理など、定期的に発生するタスクが多いため、日常業務に追われてしまうことが一般的です。
この忙しさが、新しい知識やスキルの習得に割ける時間を奪い、結果として現状維持に甘んじる要因となっています。
日々の経理事務に、このまま時間を取られているのは、経理社員にとっても、会社にとっても危険な状態です。
今後、自動化が進む中で、ルーティン業務の価値は大幅に低下し、事務担当者の評価は確実に下がります。
新しいスキルを習得しないままでは、経理部門だけでなく、他の部門へのキャリア展開も難しくなるでしょう。
そうならないために、時間配分の見直しが急務です。
日常業務の効率化を図り、学習や技能向上のための時間を確保するようにします。
会社としては、デジタル化を活用して単純作業を削減し、経理社員が付加価値の高い業務にシフトできるだけのスキルを養成していきましょう。
忙しいことがスキルアップできない言い訳になっていませんか?