■「ポタアン」がブーム
通勤の交通機関や、出張で利用する新幹線や飛行機など、移動中に音楽を楽しむ方が増えています。スマホの普及により、敢えてポータブル音楽プレーヤーを携行する必要がなくなったのも要因の1つでしょう。
さて、スマホにヘッドホンを挿入すれば音楽が聴ける時代になり、音楽を聴く人口が増えると、その中からは音質にこだわるユーザーも出てきます。そこで注目されているのが「ポータブルヘッドホンアンプ」、通称「ポタアン」です。家電量販店には、「ポタアン」コーナーまで登場するほどブームになっています。
■「ポタアン」とは?
「ポタアン」とは、バッテリーを内蔵した携帯型のヘッドホン用アンプ。スマホや携帯型音楽プレーヤーなどに外付けして、音を増幅するオーディオ機器です。
わざわざ持ち歩くのは面倒ですが、スマホにヘッドホンを直接挿入するよりも「音が良くなる」と人気急上昇中です。
電力を多く消費する大型のヘッドホンほど、ポタアンによるパワーアップ効果が分かり易いですが、超小型のイヤホンでも音質に違いが現れます。
■「ポタアン」の音が良い理由
音質が良くなる度合いは、聴き手の関心度にもよりますが、音が良くなる「根拠」があります。
まずスマホは、小型軽量、低コスト、低消費電力が優先され、音質は2の次になりがちです。デジタル方式なので、流石に昔のレコードやカセットのような、誰もがはっきりと分かるノイズ音は聞こえませんが、音楽的な表現力は乏しいと言わざるを得ないのです。
一方、デジタル接続が可能な最新のポタアンは、電気的なノイズが充満したスマホから、一旦、音楽データをデジタルのまま取り出し、ポタアン側でアナログに変換してから音を増幅する仕組みなので、高音質再生に適しています。さらに、オーディオ機器として設計されているので、スマホよりも断然音質が良いという訳です。アンプのパワーもスマホより格段に大きく、大型ヘッドホンも楽々と鳴らしてくれます。
ポタアンは、メーカーやブランド、製品グレードの差による音の違いや個性も楽しめる点で、据え置き型のオーディオと同様に「選ぶ楽しさ」という趣味性を備えています。
■筆者鴻池のイチオシ製品 OPPO HA-2
写真CAP: 新幹線車内にて。手前がポータブルヘッドホンアンプ「OPPO HA-2」
音楽を聴くためだけに、余計なモノを持ち歩きたくないものです。筆者鴻池も、ここ数年、出張時はiPhoneに直接ヘッドホンを挿して音楽を聴いてきました。
そんな中、OPPO(オッポ)の「HA-2」という製品に出会い、考えを改めました。
「HA-2」はiPhone6と同等の面積と薄さで持ち運びもスマート。スマホとケーブル1本でデジタル接続でき、音質も非常に良好。音に広がりが加わって、その中にヴォーカルや楽器が明瞭に浮かび上がります。さらに、流行のCDを超える高音質な「
ハイレゾ」音源にも高度に対応しています。
また、モバイルバッテリーとしてスマホを充電することもでき、「持ち運ぶ理由」もあります。
音質や機能性に加え、洗練されたデザインや加工精度が高く高級感に溢れる外観など、「大人の小道具」的な存在感も魅力です。
数あるポタアンの中でも、「HA-2」はお勧めできる逸品です。是非一度、手にとって検討されてはいかがでしょうか?
【紹介製品】
ブランド/型番: OPPO HA-2
鴻池賢三