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第129回 日本の超高画質映像技術でデジタルアート新時代

デジタルAVを味方に!新・仕事術

ディスプレイに絵画や写真といったアート作品を表示する「デジタルアート」などと呼ばれる機器やサービスがあります。作品を自在に挿し替えられるのが特徴で、個人宅、オフィス、商業施設などで見かける機会も増えました。無機質になりがちな空間に、手間なく彩を添えられるのは、合理的と言えるかもしれません。

こうした「デジタルアート」業界に新参入し、注目したいのが、JOLEDの「glancy」(https://glancy.jp/)です。
JOLEDは、主にパナソニックとソニーの有機EL(OLED)技術を統合した日本発のパネルメーカー。RGB印刷方式(カラー表現の元になる、赤、緑、青それぞれの有機EL発光体をインクジェットプリンターの要領で印刷)による色鮮やかな映像表現が得意で、現在テレビ製品として普及している有機ELパネル(有機EL発光は白色で、RGBのカラーフィルターを用いてカラーを再現)と大きく異なります。

「glancy」はこのJOLEDのRGB印刷方式による有機ELパネルを使用した4K解像度の27型(16:9)のディスプレイ(183,700円/税込)の販売だけでなく、絵画や写真などの有料アート作品配信サービス「J-GARO」を提供。設置と設定を済ませれば、アート作品(https://glancy.jp/#gallery)を手軽かつ超高画質で毎日楽しめるという訳です。
因みにディスプレイは有機ELの特長を活かし、液晶よりも薄型で軽量。通常の額縁のように、壁掛けも可能です。また、作品に応じて、画面は縦または横向きのいずれかを選択することもできます。

ほか、筆者が気に入ったのは、ディスプレイの内蔵機能として、NetflixやAmazonビデオといった各種配信動画サービスの視聴ができたり、さらにHDMI入力も搭載し、パソコンやAV機器のディスプレイとしても利用できる点。最高峰の高画質有機ELモニターとしては、価格も非常にリーズナブルと言えます。

次世代ディスプレイの本命の1つと考えられる有機ELパネルの開発と生産で出遅れ気味の日本ですが、JOLEDの印刷方式は、原理的に大画面化、薄型化、低コスト化にも向き、将来が期待されています。今回の「glancy」は、「国産有機EL」のPRの一環と感じますが、製品としても興味深いもの。ご興味がある方は、是非チェックしてみてください。

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