menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

仕事術

第139回 新トレンド「チューナー”レス”」テレビ

デジタルAVを味方に!新・仕事術

【写真はイメージです。チューナーレステレビとは関係ありません。】

家電として普及している「テレビ」に異変が。「チューナーレステレビ」と呼ばれるテレビが登場し、注目を集めています。
「チューナーレステレビ」とは、電波による放送の受信に必要な「チューナー」を敢えて内蔵しないテレビのこと。
では、なぜ今、「チューナーレス」テレビが注目を集めているのでしょうか? その第1の理由は、この記事を執筆している時点で、NHK受信料支払いの対象にならないとされるためです。
放送法64条1項では、NHK(日本放送協会)に関連し、「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は協会とその放送の受信について契約をしなければならない」としていますので、「受信設備=チューナー」と解釈すると、「チューナーレステレビ」はパソコン用モニターと同様に対象外と考えるのは自然と言えます。受信料のあり方についてはさまざまな意見がありますが、現時点で、受信料を支払えない、あるいは支払いたくない方にとって、「チューナーレステレビ」は選択肢と言えます。

では、「チューナーレステレビ」は、どのように楽しめば良いのでしょうか? チューナーが無いと、パソコンのモニターと同様に、電波放送番組の視聴はできません。しかし、「チューナーレステレビ」は一般的に、インターネット接続および配信動画再生機能を内蔵し、スマホのように各種映像コンテンツを視聴できるのが一般的です。こうしたネット動画視聴の風潮も、「チューナーレステレビ」の存在感を高めていると言えるでしょう。

なお、実際に「チューナーレステレビ」を購入する場合、チューナーが無い事以外に、注意すべきことがあります。それは映像の明るさ。「チューナーレステレビ」はその性格上、安価な製品が多いですが、これは、「チューナー」が無いからだけではありません。画質や機能をほどほどに抑えることで低価格を実現していて、筆者が調べる限り、映像の明るさが最大で200cd~350cd/m2と限定的なことに気が付きました。至近距離で見るパソコン用モニターとしては実用的ですが、日中の明るいリビングなどで、大画面映像を離れた場所から観るには不足に感じる水準です。
もし「チューナーレステレビ」の購入を検討される場合は、明るさを含む画質が充分かどうかの確認をお勧めします。

第138回 聴講がより簡単便利に!「JMCAマイページアプリ」が登場前のページ

第140回 新世代のモバイルプロジェクター次のページ

関連記事

  1. 第82回 中国出張に「WeChat Pay」

  2. 第120回 音楽も通話も。眼鏡型ウェアラブルデバイス

  3. 第90回「 海外でスマホ利用。3つの方法と選び方」

最新の経営コラム

  1. 【昭和の大経営者】ソニー創業者・井深大の肉声

  2. 「生成AIを経営にどう活かすか」池田朋弘氏

  3. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月20日号)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    挑戦の決断(6) 王政復古のクーデター(大久保利通、西郷隆盛)
  2. 製造業

    第279号 設備はチューンナップできて一人前。内製化でオンリーワンを目指せ~その...
  3. 健康

    第48号 ボディサイコロジー ~カラダ心理学(2)
  4. 戦略・戦術

    第47回 「今、良い企業は何に力を入れているのか?~ヨーロッパ視察編~」
  5. 経済・株式・資産

    第59話 手元キャッシュを最大化する経営(5)
keyboard_arrow_up