menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

第一話 社長の口ぐせが会社を変える(大創産業・はづ)

社長の口ぐせ経営哲学

社長の生の言葉が会社の方向性、進むべき道、ビジョン、方針にまで進化し、
現実にはスピーディーに徹底され、実現しているのだ。
口ぐせそのものが会社を 大きく変えている現実に気づくべきである。


100円ショップ業界のトップカンパニーの(株)大創産業の矢野博丈社長の
口ぐせは「怖い」「潰れる」
と いう危機意識の現われと捉えるほうがいい。
同社にとってのライバルは大創自身で、会社が大きくなっていくと動きが鈍くなり、
怠慢になる事のほうが怖いとい う意識なのである。


売り上げ、店舗数共に業界のナンバーワンであることは紛れもない事実である。
矢野社長の口ぐせが会社の危機意識を高め、大企業病を未然に防ぐ事につながっているのだ。


倒産を経験したある会社の経営者は
「上手くいっている時がビジネスは危ない。コントロールできない勢いをつけてしまった」と述懐している。
危機管理の難しさは事前に予行練習できないということである。
だから、不測の事態に対して、日ごろからの危機意識を常に持てるよう心構えをする必要がある。


旅館業が冷え込み状態の中にあって、
(株)はづは、愛知県の奥三河・湯谷温泉郷を拠点に五箇所の旅館施設が繁盛を続けている。
知恵を絞り、サービスその もので差別化を図り成功を収めている。


第一弾の「はづ別館」は「あなたの感じたままの価値観で、翌朝、ご自身で宿泊代を決めてください」
というユニークな料金システムをうたっている。
当初、奇をてらった画期的なシステムといわれたが、22年間も続いていることからもお客が支持しているユニークな提案である。


(株)はづの加藤浩章社長
は「特別なことではありません。こだわりを持って旅人をもてなす想い でやっています」という。
社長は「当たり前のことを当たり前にやろう。気分を売れ、気分の良い宿づくりを目指そう」が口ぐせである。
この「当たり前の・・」が顧客の心をぐっと掴んでいることになる。


                                                             上妻英夫

第二話 言葉の剣を磨け(サイボクハム・霧島高原ビール)次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連記事

  1. 第五十六話 「最後の最後までジタバタ」(きもの川久)

  2. 第十六話 有言実行 即断即決(千年の杜)

  3. 第八十四話 「人のために生きよ」(株式会社ノバレーゼ)

最新の経営コラム

  1. 第28回 転居を伴う人事異動と賃金施策

  2. 第166話 今年日本自動車業界に激震が走る

  3. 第269回 集中時間のつくり方

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 健康

    第28号 「正しいイメージ VS 間違ったイメージ」
  2. 健康

    第44回 寒河江花咲か温泉(山形県) 近所にあったら嬉しい「金銀銅」の名湯
  3. サービス

    37軒目 いい鮨は心でつくる
  4. マネジメント

    第四十八話 「慌てず、焦らず、諦めず」(スコッチモルト販売)
  5. マネジメント

    第135回 『リーダーは改革型、マネジャーは改善型』
keyboard_arrow_up