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マネジメント

第四十六話 「とにかくやってみよう、とにかくチャレンジ」(シグマA・P・Oシステム販売)

社長の口ぐせ経営哲学

創業(1983年)以来、OA化の波を先取り、パソコン周辺機器と関連家具の企画・製造・販売の専門メーカーとして、
成長を続けているのが、シグマA・P・Oシステム販売株式会社である。
ベンチャースピリッツ旺盛な社風とエンドユーザーにとって便利で役に立つ商品を提供し続けている。
独自の商品開発と独特の小売店支援の販促手法を提案している。


同社の商品は非常にユニークである。
人気商品の一つのシリーズ「PCに効く!」は、インターネット電話が手ぶらで使用できるヘッドセットの「ハナセール」、
ケーブルを絡めないように巻き込む「ツナガール」を開発。
ネーミングにこだわり、パッケージデザインも独特。
レトロ感覚の郷愁漂うイラストをプリン トしている。
また、寝転びながらでも操作できる「ごろ寝リターンズ」というマウスも開発している。


小売店の売り場活性化のための支援に力を入れている。
たとえば、明星食品のラーメン・チャルメラ、金鳥の蚊取り線香、
牛丼の吉野家などのロゴマークをそのままマウスパッドにした商品を発売。
さらに、専用の手作り什器を製作して小売店の売場を活性化している。

また、小売店の売場作りの支援策で好評だったのが豪華キーボードの発売である。
この豪華な化粧箱入りのキーボードは他の殺風景なキーボードが並ぶ売場が、
「明るくなった、陳列に気を使った」と小売店から喜びの意見が届いている。


小売店の販売促進をサポートするために店頭用のリーフレットを作成。
小売店の販売員の業務をスムースにするために分かりやすい商品説明のリーフレットである。
同業他社がやれないことを同社は積極的にチャレンジしている。

社風が挑戦意欲旺盛なのも菅野高吉社長(39歳)
「とにかくやっ てみよう、とにかくチャレンジ」の口ぐせが大きく左右している。


同社は単に商品を開発・販売するだけでなく、小売店の販促支援にとくに力を入れている。
同社の販促のユニークなアイデアは着実に実績を上げている。
現在、 約1200社の取引先があるが、10年以上のリピート受注をしている会社は
全体の90%と優良顧客の維持が実現している。当然、業績も伸びている。


他社と同じことをしていては差別化が図れない、という社風が根付いている。
菅野高吉社長の経営信条は、「自ら考え、自ら動く」と いう言葉で、スピーディーに動くことである。
競合他社よりも先に行動、先手先手を打つ。
時代の変化に敏感に対応する若い経営者が率いる成長性の高い企業で ある。

 

                                                             上妻英夫

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