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- 第16回 ネガティブ表現をポジティブな言葉に置き換える
5月になりました。
街路樹の若葉が輝き、頬に感じる風が心地よく感じられます。
新年度のあわただしさがひと段落する今の時季、経験不足や慣れない業務によってネガティブな思考に陥っている社員もいるでしょう。
そうした社員に気づいたら、ネガティブな表現をポジティブな言葉に置き換えるよう、指導してみてください。
言葉が変われば、気持ちや考え方が前向きになります。行動範囲も広がって、オフィスの空気が今よりもっと活発になるでしょう。
書き換え例
× 無理です/できません
◯ なんとかやってみます
◯ なんとかやってみます。また相談させてもらうこともあるかと思います。その際にはよろしくお願いします
× 時間が足りません
◯ なんとか方法を考えてみます
◯ なんとか方法を考えてみます。場合によって、ご協力をお願いすることもあるかと思います。ひとまず取り掛かってみて、また経過報告します
× 失敗しないように
◯ うまくいくよう信じています
◯ いつもどおり、のびのびチャレンジしてください
× 失敗の原因は準備不足です。
◯ 早めの準備が成功の秘訣です。次回は今回より◎週間早く準備しましょう
× 失敗してしまいました
◯ 今回はいい勉強になりました
× お疲れ様です
◯ おつかれさまです
× お忙しいことと存じます
◯ ご多用のことと存じます
× 生憎、その日は都合が悪いです
◯ あいにく、その日は都合がつきません
以上の表現は、とりわけメールを書くときに有効です。
中には「無理」「失敗」「疲れ」「忙しい」「生憎」「悪」などの漢字を見た目の印象から好ましく思わない人もいます。
ちょっとしたことですが、意識してはいかがでしょうか。