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第八十二話 「自己の能力を高めろ」(株式会社フードナビ)

社長の口ぐせ経営哲学

低迷が続く外食産業、淘汰の時代に入っている飲食業界。独自のやり方と驚異のスピードで注目を集めている新業態の居酒屋チェーンがある。「産直海鮮居酒家 浜焼太郎」を運営する株式会社フードナビ(本社・東京都豊島区)は首都圏中心に2年間で、20店舗の出店という勢いのある会社だ。閉店が続く飲食業界の中で、居抜き店舗を活用した超低投資型の効率経営を狙っている。


従来の居酒屋スタイルではない。居酒屋イノベーション(革新、刷新)と呼ぶにふさわしい新業態を展開している。「海の家」をイメージした店舗で、「安い、うまい、元気がいい」をモットーに事業展開。独立開業がしにくい時代の中で、やる気のある若い世代からオーナー志向の中高年まで、フランチャイズビジネスモデルを提案している。フランチャイズシステムとライセンスビジネスのいいところを併せ持つ仕組み、"フライセンス"と呼ぶ独自のビジネスモデルである。


快進撃を飛ばしている同社を率いるのは37歳の若い経営者、渡辺大河社長。「売れる業態づくり」を目指して、大手のフランチャイズチェーン本部、経営コンサルタントでのマーケティングから営業までの経験を活かして生み出した新しいビジネスモデルである。現場経験はないが、現場を見て歩き、居酒屋の店主、加盟店のオーナーをサポートする業務を経験していることが強みである。


同チェーンの独自性と特徴は次の通り。一つは、居抜き店舗を前提とした店舗づくりである。格別な低投資の内装費用での店舗づくりを展開している。その分、初期投資が低く抑えられるというメリットがある。二つは、人件費を抑えるために、お客自身が調理するというセルフクイックスタイルをとっている。三つは、独自の加盟店方式を導入している。四つは、スタッフが漁港からの直接仕入れ、旬の食材を仕入れている。


学生時代から起業家精神の旺盛だった渡辺社長。企業理念に「感謝の心」を掲げ、かかわるすべての人に感謝の気持ちが、大事だという。従業員、FCオーナー、お客、仕入れ業者など、関係する人々と上手にコミュニケーションをとりながら事業拡大に取り組んでいる。


渡辺社長は従業員に対して、「自己の能力を高めろ」「限られた時間内で成果を出せ」「目的意識を持て」と檄を飛ばす。スピーディーに事業を拡大していくためには、「衆知を集める」ことが大事、社員一人一人の能力発揮が重要なポイント、と判断している。「居酒屋の商売は人に客がつく」といわれるだけに、店の規模は小さくても活気づく店づくりを目指している。


 

                                                        上妻英夫

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