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コミュニケーション

第17回 比べてみよう 重く感じる1枚 VS さわやかな1枚

業績アップにつながる!ワンランク上の手紙・メール術

6月になりました。
文具業界では展示会が数多く開催される時期でもあります。
 
展示会やイベント等で初めてお目にかかったお客様には、お礼のハガキを送ると好印象。
ライバル各社と差が付きます。
 
その際、長文を書く必要はありません。
めったに手書きのハガキを見慣れていない今の時代、長文がつづられた1枚や立派な1枚を書き送ると、相手の心にストレスを与えかねません。
「売り込まれているようで怖い」というプレッシャーにつながってしまえば、逆効果。
今の時代に合うのは、シンプルな短いハガキです。
 
「ほんの3行、1行でもいい」「むずかしい言葉はいらない」などと言うと、「そんなに簡単でいいのか?」「幼稚なのでは?」と甘く見られることもあるのですが、シンプルを追求することほどむずかしいことはありません。
 
また、人の感覚は100人いれば100通りです。
ごく限られた特定の人の心に刺さる一文を懸命に編み出そうとしたところで、それが本当に相手の心に刺さるとも限りません。
何より、そうしたキザな文章を編み出そうと苦慮する時間と労力はいかほどでしょう? 時間ばかりがかかり、つかれます。効率が悪く、社員の気持ちが萎えてしまいます。
 
シンプルな1枚には書き手の素直さや潔さがあらわれており、読んでいて気持ちがいいものです。
格好いい1枚・刺さる1枚を書こうとするのは、「自分をよく見せたい」という自分本位の考え方。
肩ひじ張る必要はありません。伝わる気持ちは文字数とは比例しないのですから、堂々と伸びやかに、相手にとっての「もらってうれしい1枚」を目指しましょう。
すると、気持ちよく続けられ、おのずと結果がついてきます。
 
 
letter201806_1.jpg
 
■Before
文字数が多く、受け取ったときに圧迫感があります。見た目の印象が窮屈なのも、その圧迫感につながります。
 
 
 
letter201806_2.jpg
 
■After
大きく、太く、青で書く。
言葉はシンプルでも、元気のよさや清々しさが好印象を与えます。
 
 

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