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- 第43回 変化の時期こそ、体を大切に言葉でまわりを労わろう
日本の、いえ世界中の大変革期。
変化を強いられることが次々と起きる今、あの手この手を考えて、何しろ猛烈に慌ただしく動き回っている方が大勢いると思います。
フレキシブルに動き回るのはよしとして、これから訪れる季節の変わり目には体調管理を心がけましょう。
今夏の暑さは度を越えており、健康な人でも体に疲れがたまっているかと思います。
それは、みなさんもそうですし、みなさんのまわりにいるご家族も、従業員さんも、誰もが同じではないでしょうか。
「病は気から」とはよく言ったもの。気持ちが明るく前向きであれば、心も健康でいられます。まわりを気づかい、感謝やねぎらいの気持ちを言葉で伝えましょう。
◎上司から部下に、健康を気づかうフレーズ
・その後、どうですか
・調子はどうですか、順調ですか
・変わりないですか
・あまり無理しないで(やりましょう/がんばりましょう/進めていきましょう)
・休憩しながら( 〃 )
・休み休み( 〃 )
・こまめに水分補給しながら( 〃 )
◎感謝のフレーズ
・おかげさまで〇〇できました
・〇〇さんに丁寧に対応していただいたおかげで、(スムーズにできました/はかどりました/助かりました)
・気を利かせていただき、感謝しています(ありがたく思っています/みなが助かっています/心強いです)
・ご縁をいただき、嬉しく思っています(救われる思いです/どれだけ励まされたことか/勇気がわいてきました)
◎ねぎらいのフレーズ
・おつかれさま
・よくがんばりましたね
・大変だったと思います。えらかったですね
・〇〇さんのおかげで、みなが助かったと思いますよ
・〇〇さんのがんばりは、みなが見ています
・〇〇さんの決断を誇りに思います
シンプルな言葉ばかりをまとめて掲載すると、ときに「本当にそんなに簡単でいいのか?」「幼稚なのでは?」「もっと特別なひと言はないのか?」などと甘く見られることがあります。ですが、シンプルを追求することほど難しいことはないと考えます。
気持ちを伝えるときは、素直でなければなりません。
受け取る相手にとって、素直な言葉は心地よく、さわやかに感じられるため、自然と「ありがたいな」「すごいな、自分もこうありたいな」と感謝や称賛の気持ちが生まれるのです。
言葉を発する側も、気取らなくていいので気が楽です。気楽だから続けられます。
何度でも発しているうちに「いつもありがとう」「うれしい」「ありがたい」という声が自然と聴こえてくるようになります。すると、相手との心のつながりができます。毎日が明るくなり、仕事で成果が上がります。
わたしは今夏、京都に転居しました。
引越し準備の最中、多くの人から「無理しないように、がんばって」「暑いから、ちゃんと休憩をとってね」と声をかけてもらい、そのたびにありがたく思いました。