「カレーか…、難しい業種をやろうとするなぁ」
「なるほど、熊本に結構行くことがあったが、この店は知らなかったな…これは何か、勉強になる要素があり、指導にも役立つかも…」
レビューを読み込むにつけ、「この店に行ってみたい」という衝動にかられました。
メニューを広げると、ビーフ、シーフード、黒毛のカツ、黒毛のステーキとカレーのバリエーションがあり、単品とコースに品揃えしています。本来は洋食屋のため、メニューのバリエーションはレビューに書いてあったカレーしかないというイメージを裏切り、予想以上に多いです。地域密着で歴史ある店でそうなったんでしょう。売れていなくてメニューが増えたというより、とても充実した印象です。紆余曲折ありましたが、フォアグラカツサンドとカレーのコースと黒毛のビーフカツのコースを注文してみます。
三様の具はサワーソースの蒸し鮑、鮪ののったもの、タプナードがのったパテのようなものです。共通の材料としては、甘く煮たなんかん揚げと大きめの姫人参、トマトなどです。こちらは突出したものではありませんが、見せ方は素敵です。
なるほどぅって感じです。ビーフカレーには、少しのライスとハーブ、干しブドウ、ビーフカツは串にささったカツレツがのっています。バターライスと土鍋にのったカレーは三人分一緒にきます。プレゼンテーションがいいですね。
黒毛和牛のビーフカツはレアに仕上がっています。こちらもサクっ、ふわ?。肉が柔らかい。
バターライスは、たっぷりのバターがからめてあり、かなり濃厚です。
カレーはみじん切りの野菜をじっくり炒めて、スパイシーな香辛料で仕上げている洋食屋のカレーです。うまい、酸味とこくがあるが、これはトマトかな。酸味とスパイシーさが濃厚なバターライスに合います。
〆は、ババロア。カラメルのソースに粉にしたコーヒー豆のアクセントです。杏仁豆腐のような位置づけなのでしょう。さっぱりしてクールダウンします。
大きな器を使ったり、提供方法を工夫したりすることで見た目のインパクトを出し、一方、カレー自身がかなりおいしい。トッピングのビーフカツもしっかりしていたり、派生メニューのフォアグラのカツサンドも妥協がない。




















