私は天才プロゴルファー、タイガー・ウッズのお父さんに興味を持った。
タイガーが幼少の頃から父親に手ほどきを受け、また同時に精神面でも厳しく鍛えられた話は有名である。
この父親はタイガーにお金の扱い方も教えた。次々と賞金が入 り始めた頃、彼は口を酸っぱくして言い聞かせたそうだ。
「×××は素晴らしい人間であり、優れた選手だったが経済観念が無かった。だから今でも苦労してい る───」
父親はタイガーに貯蓄を促し、投資のアイディアを出させ、
それを信頼できるファイナンシャルプランナーと共に実行させている。
それだけでなく積極的な社会貢献を提案したのも父親だった。
「タイガー・ウッズ学習センター」がその結晶。
子供にゴルフだけでなく教育の場まで与えるという、
父子で温めてきた社会貢献の夢をタイガーの貯蓄と投資で実現させている。
タイガーのお父さんがそうしたように、「他人のために時間やお金を使う」ことを教えるのは親の役割だと思う。
私の母は熱心なカトリック信者で、寄付の他、 老人ホームの慰問、オムツつくりから結婚相談員まで幅広く引き受けていた。
母には遠く及ばないが、いま私も途上国における「水と衛生」の問題に取り組んでおり、
ロータリークラブのバーミンガム国際大会では分科会の主催責任者として奮闘中である。
途上国における乳幼児数死亡数は180万にのぼり、内150万人の死亡原因は汚染された水にあるとされる。
この日本初となる分科会企画が少しでも死亡率の低減に繋がればと願って東奔西走している。
開催日は6月22日だが、20日より24日まで関連の技術、プロジェクトなどの展示を行うのでその準備も大変だ。
(「水と衛生」案件の詳細についてはHP上でも公開しているので見て欲しい。
http://www2.odn.ne.jp/sakakibara/
榊原節子のホームページより、左側「バーミンガムへの道 ─水と衛生─」をクリック)
榊原節子