2015年~2016年にかけて、東洋と西洋の空想特撮シリーズの名作、
「ウルトラマン」と「サンダーバード」が、相次いで50周年を迎える。
そして、ともに、50周年を記念し、現代の最先端のCG技術を駆使して甦った映像を公開し、
世代を超え、国境を超え、大きな話題を呼んでいる。
シュワッチ!サンダーバーズ・アー・ゴー!
◆50周年で新たな「サンダーバード」旋風到来!日本人デザインの新メカも登場
2015年8月15日、午後6時10分から、世界的に人気を呼んだイギリスの空想特撮人形劇
「サンダーバード」の50年ぶりの新シリーズ「サンダーバード ARE GO」が、
NHK総合テレビで放送される。
イギリスでは2015年4月より既に放送が開始され、老若男女に大人気を博している。
NHKでは秋のレギュラー放送に先立って、
8月15日に第1話、16日に第2話、22日に第3話を先行放送。
そして、2015年9月より、第4話以降、本格的に放送をスタートする。
今回の放送は全26話で完結する予定だ。
また、同時に50年前のオリジナル版も随時放送する予定で、
全国的に「サンダーバード」旋風が巻き起こるに違いない。
「サンダーバード」は、1965年(昭和40年)にイギリスで初めて放送されて以来、
世界各国で人気を呼び、何度も放送されて来た空想特撮ドラマの最高傑作だ。
日本では1966年(昭和41年)にNHKで放送された。
その後もたびたび再放送され、幅広い世代にファンを持つ。
国内のアニメーションや特撮にも多大な影響を与えたエポック・メイキングな作品だ。
オリジナル版を制作したのは、イギリスの映像プロデューサー、
ジェリー・アンダーソン(Gerry Anderson, 1929年4月14日~2012年12月26日)が、
1955年(昭和30年)に設立した映像制作会社のAPフィルムズだった。
"スーパーマリオネーション"と呼ばれる独自の手法で、
従来のパペット(操り人形)に人間的な動作や表情を加え、
特撮を駆使して実写に近いリアル感を演出し、人形劇の新境地を開いた。
アメリカの大富豪ジェフ・トレーシーとトレーシー一家の5人兄弟によって設立された
国際救助隊(International Rescue)という名の秘密組織が、
宇宙から海に至り活躍する最新鋭のメカ「サンダーバード」の1号~5号に乗り込み、
世界各地で発生した事故や災害で絶体絶命の危機に瀕した人々を救助する物語だ。
オリジナル版の「サンダーバード」は登場人物に精巧な人形を使っていたが、
誕生50周年を記念して制作された新テレビシリーズ「サンダーバード ARE GO」は、
キャラクターは人形ではなく最新鋭のCGアニメーションで描かれ、
背景やメカなどのミニチュアセットと合成して撮影されている。
監督は映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどの視覚効果を手掛けた
デビッド・スコット氏が担当。
同シリーズなどで有名な世界のCGアニメーション界をリードするCGCGが驚異の映像を現実化した。
巨大なミニチュアセットは、映画「アバター」などを手掛けた
ニュージーランドの制作会社が制作した。
今作のキャラクターはCGで制作されているが、あえて人形っぽい動きを取り入れており、
50年前のオリジナル版の息吹をそのまま再現している。
また、「5・4・3・2・1」のカウントダウンで始まるおなじみのオープニング、テーマ曲、
サンダーバード2号が離陸する際に滑走路脇のヤシの木が倒れる演出など往年のシーンも
しっかりと踏襲している。
しかし、最新のCG技術によって、温故知新で、21世紀の新たな作品に生まれ変わっている。
今回登場するメカで異なっているのは2機だ。1機は宇宙ステーションの5号で、
オリジナル版ではカメのような横型だったが縦型になっている。
5号と3号のドッキングの仕方も、オリジナル版では横だったが、新作では縦にドッキングする。
そして、もう1機新たなメカが登場する。しかも、そのデザインは日本人が担当した。
人気アニメ「超時空要塞マクロス」シリーズなどで知られる、
日本を代表するメカニックデザイナー、河森正治氏(55)がデザイン。
ニュージーランドの制作チームが新メカのデザイナーを探す中で、
国際的に活躍する河森正治氏に白羽の矢が立った。
デザインに当たっては、細かなアイディアまで河森氏の考えが反映されているという。
従来の5機の中に違和感なく入り込み活躍する新メカの名は「サンダーバードS号」。
Sはシャドウ、ステルスを意味し、ステルス機能を搭載した黒く細長い機体の優れモノだ。
コックピットは切り離されるとバイクになる。
このS号を操縦するのは、新たに登場するキャラクターで、初の女性パイロット、KAYO(ケーヨ)だ。
カンフーの達人で東洋系のハーフのようでもある、訳ありの過去を持つKAYOは物語で大きな役割を果たす。
オリジナル版と比べて、キャラクターで一番雰囲気が変わったように感じるのは、
国際救助隊イギリス支部のエージェント、レディ・ペネロープ(Penelope)だ。
貴族の子女で名の通ったセレブである設定は変わらないが、現代に合わせて、髪型がロングヘアになり
、ハリウッドセレブっぽく、よりスマートなイメージになっている。
しかし、執事兼運転手のパーカー、「007」のボンドカーもビックリな改造を施された
ピンク色のロールスロイスの愛車FAB1は変わらない。
もちろん、スコット、バージル、アラン、ゴードン、ジョンのトレーシー5兄弟、
エンジニアのブレインズ(イギリスでの放送ではインド人っぽい話し方になっていた)など、
見れば思い出すキャラクターは、50年経っても健在である。
★必見:放送50周年を記念して最先端CGで「サンダーバード」が復活!日本人デザインの新メカも登場⇒ http://www.jmca.jp/column/tu/tu56.html2015年8月15日、午後6時10分から、世界的に人気を呼んだイギリスの空想特撮人形劇「サンダーバード」の50年ぶりの新シリーズ「サンダーバード ARE GO」が、NHK総合テレビで放送される。新テレビシリーズは、キャラクターは人形ではなく最新鋭のCGアニメーションで描かれ、背景やメカなどのミニチュアセットと合成して撮影。しかし、あえて人形っぽい動きを取り入れており、50年前のオリジナル版の息吹をそのまま再現している。★日本経営合理化協会「西川りゅうじんの次の売れ筋をつかむ術」:「ウルトラマン」「サンダーバード」が50周年で大復活!~東西を代表する空想特撮の名作がCGで生まれ変わる~http://www.jmca.jp/column/tu/tu56.html★2016年の初代「ウルトラマン」放送50周年を前に、円谷プロダクションが2015年7月17日に公開した、最新CG技術でよみがえった「ULTRAMAN_n/a」はこちらを御覧ください!⇒ https://www.facebook.com/ryujin.nishikawa/videos/935295436537506/?pnref=story
Posted by 西川 りゅうじん on 2015年8月13日
◆50周年で最先端CGにより甦った「ウルトラマン」が世界に羽ばたく!
2015年7月17日、円谷プロダクションが、突如として動画サイトYouTubeに、
「ULTRAMAN_n/a」と題する驚きの映像を公開した。
7月17日は、実は円谷プロによる空想特撮ヒーロー初代「ウルトラマン」の第1話「ウルトラ作戦第一号」が
1966年(昭和41年)に放映されてから49年目に当たる記念日だった
円谷プロは、2013年に創立50周年を迎えた。
そして、2016年には、「ウルトラマン」が放送開始から50周年を迎えるのだ。
50周年を目前にティザー的に公開された映像は、
最新のCGによって甦った初代「ウルトラマン」のリアルな動画だった。
タイトルにある「n/a」とは、not applicable=該当なし、あるいは、
not available=利用不可の略語であると思われるが、説明や解説は一切ない。
渋谷の駅前を舞台にした2分半ほどの映像は、
ハリウッド映画に勝るとも劣らないCGを駆使したリアルな動画で、
今まで公開されて来た様々な「ウルトラマン」のシリーズとは一線を画する衝撃的なものだ。
登場する「ウルトラマン」は、「Aタイプマスク」と呼ばれる最も初期のマスクだが、
そのリアルさは、「スゴ過ぎる!」「リアル過ぎてキモい!」と思わず叫んでしまう。
全身は従来と同じくシルバーメタリックの皮膚におおわれているのだが、
怪獣と戦闘シーンでは、まるで生身の人間のように足の筋肉が躍動したり、
眉間にシワを寄せたり、口を動かして唸るなど苦悶の表情を浮かべる。
動画の中では途中で、「HE RETURNS」「THE ULTIMATE BATTLE BEGINS」という英文が映し出され、
いやが上にも期待が高まってくる。
今も昔も「ウルトラマン」の地球上での活動時間は限られているが、
映像は限界の3分を前にして全面が赤く染まり、
カラータイマーの音が鳴り続ける中、フェイドアウトする。
最後の画面には「7 7」という数字が映し出される。この「7 7」の意味は不明だが、
円谷プロの創設者で特撮の神様として世界的に讃えられる円谷英二氏の誕生日が7月7日であることから、
「ウルトラマン」の放送開始50周年を迎える2016年の7月7日に何かものすごいプロジェクトが
お披露目されるのではないかという噂が広がっている。
映像が公開されるいなや、
TwitterやFacebookなどのSNSを中心に爆発的に盛り上がり、
映像の再生回数は公開から1日足らずで30万回を突破。
50周年を迎える前に100万回を超えそうな勢いだ。
現在、円谷プロダクションの株式は、
バンダイ 49.0%、フィールズ 51.0%でフィールズの連結子会社になっている。
同社の山本英俊会長には古くから御縁を頂戴しており、円谷プロの皆様にも
日頃からお世話になっているが、一体、これから何が始まるのかまったくの謎である。
最新CGで甦った「ウルトラマン」が世界に向けて羽ばたく日も近いに違いない。
50周年の2016年には、ウルトラ・サプライズがありそうで、大いに楽しみだ!
いったい何が始まるの?円谷プロダクションが最新のCG技術で「初代ウルトラマン」の動画「ULTRAMAN_n/a」を7月17日に公開。「ウルトラマン」の筋肉の動きまでリアル過ぎてちょっとキモいけどカッコいい!「n/a」とは「not applicable/該当なし」の意味。2016年は初代「ウルトラマン」の放送開始から50周年。最後の「7 7」って創業者の円谷英二の誕生日かな?ウルトラなサプライズがありそうな予感♪
Posted by 西川 りゅうじん on 2015年7月22日
半世紀の時を経て甦った「ウルトラマン」「サンダーバード」は、
老いも若きも血沸き肉躍る世界的な不朽のヒーローだ。
親・子・孫の3世代で楽しみたい。シュワッチ!サンダーバーズ・アー・ゴー!