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朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月20日号)

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳

●「人生は短いが、生涯青春でもある」

若い皆さま、周りにいる60代の方々に、「振り返ってみて、人生は長かったですか?短かったですか?」と聞いてみて欲しい。

臥龍も20代のとき、聞いてみた。

10人中9人の方々が、「あっという間だった」と答えるのを聞いて、「人生は短い」と確信した。

そこで人生のテーマを持つこと、人生時間を分割し、そこから逆算して集中することを選択した。

先ずは坂本龍馬が亡くなった33歳に、臥龍海援隊を船出させることを決め、逆算した。

実際、33歳で法人化し、100名の船上パーティで決意を披露した。

「人生は短い」を、若い内に腹落ちできた人はラッキーだ。

そして安心して欲しい。

20代の頃、60代の方々を見たとき、失礼ながら「老人」と思った。

しかし、実際に60代になってみると、「生涯青春」であることが体感できる。

但し、条件が一つだけある。

それは、心の中で「志・夢」の炎が燃えていることだ。

臥龍の「志・夢」⇒ https://e-garyu.com/profile/

「人生は短いが、生涯青春でもある」ことを実感している。

東京より愛を込めて。臥龍

 

 

●「皆で担ぎたくなる神輿はあるか?」

「ビジョンとは、皆で担ぎたくなる神輿。担いでいるうちにお祭り騒ぎになる」(臥龍)

先のWBCでの侍ジャパン、今年のワールドシリーズのドジャースなど、スポーツでの世界一目標もビジョン。

知り合いで選挙に携わっている方も、「あれは一種のお祭りだ、熱狂しないと勝てない」と言っていた。

ビジョンには言い出しっぺがいる。

企業では概ねトップの志事だが、実は誰が言い出してもいいのだ。

「理念実現を前倒しするためには、これこれをやってもいいのでは!?」

年内に、「皆で担ぎたくなる神輿アイデア」を各自から募集してみたらどうだろうか?

そのときに大事なことは、出来る出来ないや予算などの制限を一切掛けないことを明示しておくことだ。

ディズニーでは、制限がない「青天井」でアイデア出しをする「ブルースカイミーティング」を毎週実施している。

テーマは、「こんなのできたら、ゲストがワクワクするよね!」だ。

その中から、瓢箪から駒、秀逸のアイデアが生まれ、アトラクションに採用される。

東京より愛を込めて。臥龍

 

 

●「リーダー層での年間読書冊数は平均で何冊ですか?」

ビル・ゲイツ、孫正義、高名な投資家ウォーレン・バフェットやFacebookを開発したマーク・ザッカーバーグなど、著名な経営者の多くが熱心な読書家だ。

Q.どんな情報でも瞬時に手に入るこのインターネットの時代に、超多忙な実業家がわざわざ貴重な時間を割いて読書をするのは何故か?

A. ビジネスリーダーとして、あるいは人間としての「思考洞察判断力」を高めるため。

インターネットは情報収集には適しているが、「思考洞察判断力」を高めるものとして、読書以上のものはない。

ベストセラー「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」で、一般社員とトップ5%社員の習慣で一番差が開いたのは「読書習慣」。

年間読書量、一般社員は2.2冊/年、トップ5%社員は48.2冊/年(月4冊)。

Q1.貴社の全社員の年間読書冊数は平均で何冊ですか?

Q2.貴社のリーダー層での年間読書冊数は平均で何冊ですか?

リーダー層での年間読書冊数が三冊以下の企業では、何らかの手を打つべきだ。

一番多いのは、月いちでの「読書感想報告会」。

その前提としての二人一組での読書バディ制度。

一冊のページ数を10で割り、そのページ数を日々読んで一言集約し、それを日々交換するのだ。

これを1年、3年と継続してみて欲しい。

リーダーシップの向上成果に、驚かれるはずだ。

東京より愛を込めて。臥龍

 

 

●「お客様のリピーター率を爆上げする方法」

臥龍は、長年「感動経営」を推進してきたが、誤解があるのは、大きなサプライズを感動と思われる点だ。

勿論、そういうケースもあるが、99%は「事前期待を超えること」だ。

■感動創造方程式

A.事前期待 < 事後評価 ⇒ 感謝・感動・感涙
B.事前期待 = 事後評価 ⇒ 満足
C.事前期待 > 事後評価 ⇒ 不満・苦情・去る

Aだと「ありがとう」という感謝感情が生まれる。

このAゾーン仕事を繋げることを「サービスは掛け算」という。

電話を受けるときも、ちょっと事前期待を超える。

来店お迎えも、ちょっと事前期待を超える。

メニューのご説明も、ちょっと事前期待を超える。

サービス提供も、ちょっと事前期待を超える。

お見送りも、ちょっと事前期待を超える。

これが「感動レストラン」だ。

Q.貴社の従業員の皆さまは、「感動創造の3ステップ」を体得されていますか?

1. 目の前のお客様の「事前期待」は何か?
2. 「事前期待」をちょっと超える風景をイメージする。
3. 勇気を持って、一歩踏み出す。

接客の全員が「感動創造の3ステップ」を「掛け算」効果で行えば、お客様のリピーター率は、爆上がりする。

東京より愛を込めて。臥龍

 

 

●「船長が脳で汗をかかないと、現場が無用な汗をかく」

先日、講座を受講いただいた企業、多角化の準備中だった。

臥龍、申し訳ないが、「事業の7割は失敗し、資金流出が続く」と申し上げた。

最初、皆さま全員が怪訝な顔をされていたが、その理由を説明すると、「愕然としましたが、目覚めました!受講料の数十倍のメリットを今感じています!」との反応をいただいた。

「事業活動とは、顧客の創造である」とは、ドラッカー博士の言葉だが、逆に言えば、「顧客の創造なき企業は破滅」といえる。

臥龍は、「自分たちが利用したいと思う事業は失敗する。世間様(多数の潜在顧客)が利用したいと願う事業でないと失敗する」と申し上げた。

前者はプロダクトアウト型、後者はマーケットアウト型。

自分たちが利用したいと思う事業が、世間様(多数の潜在顧客)のニーズと一致していればいいが、このグループの場合、7割方がミスマッチだった。

「苦労する身は厭わねど、苦労し甲斐のあるように」(高杉晋作)

業態開発(ビジネスモデル)の仕事は、トップ業務。

トップ(船長)が脳で汗をかかないと、現場が無用な汗をかき、苦労のし甲斐がない。

従業員には、お魚さんが沢山いるところに、業態の釣り竿を垂れさせることだ。

お魚さんが沢山いるところに、業態の網を投じさせることだ。

更に、「事業を始めてから顧客を創るのではない。顧客を創ってから事業を始める」こともお伝えした。

これも「目からウロコ」だったようだ。

トップの思考が「成功する思考」であることは大事だ。

東京より愛を込めて。臥龍

 

 

●「山のてっぺんから一度も目線を外さない」

臥龍には、「心の三姉妹」がいる。

我が子のように可愛がっている子たちだが、今夜はミュージカル女優を目指している次女と夕食を摂る予定。

彼女と出会ったのは3~4歳の頃だったが、小学校に入ったころから、ミュージカル女優を目指すと宣言。

感心するのは、15年以上、「ミュージカル山」のてっぺんから一度も目線を外さなかったことだ。
目線を外さない姿勢⇒ https://youtu.be/b-Gfdx9RVNo
今、単身関東に出て、中堅劇団の研修生として稽古中だ。

企業でも、一人ひとりが登る山を決めているはずだが、目線を外す、あるいは下げてしまう人が多い。

対策は、しょっちゅう「目指す山と登る意義と登る方法」を語らせることだ。

自問自答で行ける人は1%、99%は語る環境に助けられる人だ。

Q.貴社では、一人ひとりが年に12回以上、「我がお役立ち山」登山計画を語る場面を作っていますか?
語る事例⇒ https://youtu.be/fykJHI9kuHs

札幌より愛を込めて。臥龍

 

 

●「やりたいこととやって欲しいことは一致しているか?」

若い人が「好きなことやりたい」とよく言う。

臥龍は、色の三元素のような三つの円を描き、一つづつに「やりたいこと」「やって欲しいこと」「出来たこと」と書いてくださいと伝える。

自営業であれば、「あなたのやりたいことは、社会や時代がやって欲しいことに一致していますか?」と問う。

更に大きな事業を成功させた方々は、「先に社会や時代がやって欲しいことを列記し、その中で自分がやりたいことを見つけていった人」とお伝えする。

そういう人には、投資家や協力者が現れ、結果的に「出来たこと」になる。

企業内の方には、「あなたのやりたいことは、会社の理念やビジョンに照らしてやって欲しいことに一致していますか?」と問う。

社内で成功した方々は、「先に会社がやって欲しいことを列記し、その中で自分がやりたいことを見つけていった人」とお伝えする。

そういう人には、社長の応援があり、協力者が現れ、結果的に「出来たこと」になる。

東京より愛を込めて。臥龍

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