近頃、新聞や経済雑誌、テレビを見ていても権威のある方々が
このままでは国家財政が破たんする
このままでは電力等のファンダメンタルが弱る
このままでは国内メーカーは存続できない
このままでは日本人はダメになる ‥等 言ってます。
多くの経営者も、また、このままでのやり方では、日本の国はダメになるという。スピードを上げて対策を立てるべきだと思っている。そして、小さな社内で発言しています。
しかし、いかに声高に叫んでも、少しも日本はよい方向に進んでいるとは思えません。すべての問題が先送りにされて、時間だけが進んでいきます。
自分一人がどれだけ言ってみたってなにも影響しないなーと言った、やりきれない、虚しさを感じていますね。
ところが、私が仕事上、お付き合いをさせていただく企業において、また、同じことが言えるのではないでしょうか?
このままではいつまでたってもわが社の借金は減じない
このままでは我が社を担う人材が不足する
このままでは国内だけでは生きていけない
このままでは我が社の存在が許されなくなる
賢い経営者は、このような危機感を持っていらっしゃいます。
対策は、自社の改革・革新策を実行することしかありません。
しかるに「痛み」がともなう、「一部の人に不利」といったことになると、ほとんどの経営者は腰が引け、その実行策を打とうとは なかなかしません。
私が提唱する
・オフバランス経営
・回転率重視経営
・キャッシュフロー経営
・人的生産性、効率重視経営
・商品力第一経営
これらをやっていこうと思えば
・一期間、税前利益の赤字出し
・リストラ行為、人員整理
・仕入れ先、得意先の変更
それらによって売上低下、信用不安説が流れる可能性があります。
それは責任者として恐れることです。しかし、
いつまでも優柔不断で躊躇していては間違いなく企業破綻が参ります。
外部の事にとやかく言う前に我々の足元からやるべきことを実行していくべきではないでしょうか?
我々はとかく、自分の事は棚にあげておいて他の事を批判します・・・
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- 第71話 「批判はわかる しかし、自分たちからやれ!」