menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第3回 仕入れや経費が高騰しても、営業黒字を確保している会社

強い決算書の会社はココが違う!

「強い決算書の会社はココが違う!」ワンポイント音声講座

↑音声講座は上記を再生ください↑

 

今回のキーワード「営業利益」

 本業の儲けを表す利益であり、銀行が最も重視する利益です。
基本的な計算式は、次の通りです。

  営業利益 = 売上高 ― 仕入原価 ― 販売管理費

営業利益は、どんなことがあろうとも、黒字にしておきたい利益です。

それは、銀行が最も重視し、銀行格付け(スコアリング)に影響する数値だからです。

このように大切な営業利益ですが、その数値を知っている従業員は、極めて少ないです。多くの従業員は、上の計算式で求められる利益である営業利益は、売上高に対して2割か3割くらい、と思っています。

「いやいや、うちの会社の営業利益は売上高に対して3%前後だよ。」と教えると、

「えっ!うちの会社は大丈夫なんですか!」となります。

「だから、ロスを出すな!経費を節約せよ!と社長は言うんだよ。」

と言って、初めてその従業員たちは納得するのです。営業利益なんて知らないから、利益意識がないのです。

一方、どんな環境でも営業利益をしっかりと黒字にする会社の従業員は、利益意識が高いです。自社の営業利益がどの程度なのか、知る従業員が多いです。

強い決算書の会社は、ここが違うのです。

第2回 事業に関係のない投資や資産がなく、身ぎれいな決算書になっている会社前のページ

第4回 直近5年間の推移でみても、労務費率が上昇していない会社次のページ

関連セミナー・商品

  1. 労務コスト削減策 2024年度版

    セミナー

    労務コスト削減策 2024年度版

  2. 社長の決算書の見方・読み方・磨き方

    社長の決算書の見方・読み方・磨き方

  3. 井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

    音声・映像

    井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

関連記事

  1. 第8回 
    B/S(貸借対照表)になると、まずもって、
    勘定科目がわからない。

  2. 第25回 危機対応費用は何もかもすべて、特別損失にしなさい

  3. 第7回 
    新技術で、お代になる新たなサービスを確保せよ!
    ~その①IoTの活用で、現状把握力は格段にスピードアップする!~

最新の経営コラム

  1. フランスのド・ゴールは嫌われ者のリーダーシップを体現した「決断王者」である

  2. 第150回『日野晃武道語録 人生の達人になる!』(著:日野 晃)

  3. 第146話 銀行がチェックする取扱注意の勘定科目

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 社員教育・営業

    第10号 “新規事業を行いたい会社”の全員営業の活用法【...
  2. 経済・株式・資産

    第30回 ビジネスにおけるデータ解析の価値を実証する100円ショップ「セリア」
  3. 経済・株式・資産

    第39話 中国経済:2つの「7割確率」は要注意
  4. 経済・株式・資産

    第128回「出版からアニメ市場へとステージが一段階アップし始める」アルファポリス
  5. 経済・株式・資産

    第86回「大胆なIT人材への投資完了でいよいよ成長期を迎えるか」さくらインターネ...
keyboard_arrow_up