menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第30回 自己資本比率の高い会社は、有事でも銀行融資枠を早期に確保できていた

おカネが残る決算書にするために、やっておきたいこと

※映像と音声は同じ内容です

今回のキーワード
自己資本比率

「自己資本比率」とは、貸借対照表の合計である総資本に占める、純資産の比率を示します。その中身は大きく、「資本金」と「利益剰余金」のふたつに分かれます。「資本金」は、株式発行に伴い、会社に払い込んだお金です。「利益剰余金」は毎年の損益計算書における最終利益である、「純利益」を積み重ねた累計金額です。
 
「自己資本比率」は、その数値が大きいほど、財務的に強い安定感がある、とされます。要は、倒産しづらくなるのです。
自己資本比率が30%あれば、それなりの安定感があるとされます。
50%なら、かなり強い安定感です。70%以上なら、どんなことがあろうとも、すぐに倒れることがない、岩盤のような安定感となります。
 
自己資本比率が大きい数字である、ということは、利益剰余金の額が大きい、ということです。利益剰余金が大きいということは、毎年の純利益を着実に積み重ねてきた会社である、という証なのです。
また、自己資本比率が大きいということは、総資本に占める借入金などの負債額が少ない、ということでもあります。
負債とは、払わないといけないお金です。その負債が少ないということは、お金が残りやすい財務体質である、ということなのです。
 
財務的安定感とお金が残りやすい体質を示す数値として、最もわかりやすいのが、「自己資本比率」なのです。
 
 
bspl2_30.jpg
 

第29回 手元資金がいるときは、有価証券もタイミングを見て売却しなさい前のページ

第31回 政府系銀行の融資に殺到するときは、税理士を活用しなさい次のページ

関連セミナー・商品

  1. 持たざる経営

    持たざる経営

  2. 井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

    音声・映像

    井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

  3. お金が残る決算書「100の打ち手」

    音声・映像

    お金が残る決算書「100の打ち手」

関連記事

  1. 第22回 「決算書一式お願いします。」と銀行が言っても、全部渡してはいけない

  2. 第8回 
    新技術で、お代になる新たなサービスを確保せよ!
    ~その②ドローン活用で、スピードアップ&低コストを図れ!~

  3. 第42回 会議資料・保管資料のペーパーレス化、進んでいますか

最新の経営コラム

  1. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月20日号)

  2. 第七十八話 展示会後のフォローで差をつける「工場見学の仕組みづくり」

  3. 第219話 少人数私募債の相続対策

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. コミュニケーション

    第57回 年賀状のマナーと「寅」の言葉
  2. 経済・株式・資産

    第115回 一見、非効率に見える24時間営業によって、食品スーパーで最も高収益を...
  3. マネジメント

    第46回 消費税10%への備え
  4. 人事・労務

    第8話 成績評価制度における5つの限定
  5. サービス

    67軒目 「 “魚屋のイタリアン” 誕生」
keyboard_arrow_up