menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第29回 手元資金がいるときは、有価証券もタイミングを見て売却しなさい

おカネが残る決算書にするために、やっておきたいこと

 

※映像と音声は同じ内容です

今回のキーワード
企業間の持ち合い株は減ってきている

2018年6月、東京証券取引所の企業統治指針(コーポレートガバナンス・コード)が改訂されました。
そのなかで、企業間による持ち合い株についてのルールが厳しくなったのです。
保有する政策投資の株式について、取締役会で個別に精査することを求め、議決権の行使方法も明確にすること、等のルールが記載されたのです。
また、相手先からの売却意向を妨げたり、売却意向時に取引の縮小等を示唆してはいけない、ということも記載されました。
 
要は、これまでのような、単なるおつきあいでの株式保有や、取引に影響力を及ぼすような株式保有はやめるべき、となったのです。
この改訂には、海外投資家による批判の声が高まったこと、が影響しています。
これらの流れを受けて、持ち合い株は縮小傾向にあるのです。
 
中小企業でも、融資を受けている銀行の株式や、仕事をもらっている上場会社の株式を保有しているケースが多くあります。
「売却すると取引に影響があるのではないか。」
と多くの経営者は心配します。
しかし、今はそのようなことをしてはいけない時代になっているのです。
そのようなことがあれば、それこそ、コンプライアンスに反する優越的地位の濫用となるのです。
 
bspl2_29.jpg

第28回 危機対応による役員報酬の減額は、年度の途中でも構わない前のページ

第30回 自己資本比率の高い会社は、有事でも銀行融資枠を早期に確保できていた次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 持たざる経営

    持たざる経営

  2. 《持たざる経営》のすすめ方

    音声・映像

    《持たざる経営》のすすめ方

  3. 井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

    音声・映像

    井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

関連記事

  1. 第25回 危機対応費用は何もかもすべて、特別損失にしなさい

  2. 第22回 常に減価償却を増やすことを考えている

  3. 第43回 コロナ禍で実現できた出張旅費削減を維持せよ

最新の経営コラム

  1. 相談7:含み損のある土地があるのですが、別会社で買うのがいいか、個人で買うのがいいか、どちらでしょうか?

  2. 第9回 注意しても部下が変わらないのはなぜか? ~原因は人ではなく仕組みにある~

  3. 第146回 地味ながら世のクラウド化の追い風を受けて高成長を遂げる サイバーリンクス

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 税務・会計

    第95回 不正のトライアングルを理解して経理不正を予防する
  2. 税務・会計

    第84号 BS「格言」 其の三十
  3. 社長業

    Vol.21 人間通への逆バリ10大項目
  4. キーワード

    第1回 東京”住みたい街”に「地格変動」
  5. 税務・会計

    第2号 会社と個人のバランスをどう取ればいいか
keyboard_arrow_up