menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第15回 延長された特別償却制度を活用していますか?
~「どちらでも同じ」という税理士にだまされるな!~

おカネが残る決算書にするために、やっておきたいこと

今回のキーワード
「即時償却」

中小企業による設備投資を促すべく、安倍政権の下で打ち出された、設備投資時の特別償却制度が、2年間延長されました。2019年3月末の期限が、2021年3月末までに、延長となったのです。
これにより、設備投資時に100%全額を即時償却できる、という中小企業強化税制を、あと約2年間、活用できることになりました。
 
ただし、こう言うと、
「普通に減価償却をしても結局、どちらでも同じことですよ。」とか、
「税額控除の方が、利益は小さくならなくていいですよ。」などとおっしゃる会計士先生が現れることが、たびたびあるのです。
 
法人税は今後下がる方向なので、速く償却を済ませて法人税を先に減らしたほうが、残るお金は増えます。トクなのです。
特別償却した減価償却費は、特別損失に計上できるので、営業利益や経常利益に影響はありません。
加えてこれから先、経常利益を十分に確保できるかどうかは不明なので、全額償却できるときにしておいたほうが安心です。
 
結局、このようなことを考えずに、先のような発言をする会計士先生は、面倒くさいことをやりたくないのです。あるいは、やったことがないので二の足を踏んでいるのです。
そんなときは、
「じゃあ、よその会計事務所にお願いします。」と言ってしまえばよいのです。
 
 
bspl2_15.jpg

第16回 役員退職金は、特別損失で計上していますか?~会計事務所まかせだと、おそろしい結果になります~次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 持たざる経営

    持たざる経営

  2. 《持たざる経営》のすすめ方

    音声・映像

    《持たざる経営》のすすめ方

  3. 井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

    音声・映像

    井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

関連記事

  1. 相談3:欲しい土地の値段を交渉したら、相場よりもずっと高い値段を言ってきました!

  2. 第6回 
    後継者に、株式買取資金を少しでも確保させていますか?

  3. 第21回 貸借対照表にある「美術品」は、本当に「美術品」ですか?

最新の経営コラム

  1. 相談7:含み損のある土地があるのですが、別会社で買うのがいいか、個人で買うのがいいか、どちらでしょうか?

  2. 第9回 注意しても部下が変わらないのはなぜか? ~原因は人ではなく仕組みにある~

  3. 第146回 地味ながら世のクラウド化の追い風を受けて高成長を遂げる サイバーリンクス

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    万物流転する世を生き抜く(23) 前線を離脱するロシア皇帝
  2. コミュニケーション

    第54回 心を配って酷暑を乗り切る
  3. 教養

    第51回 『SNS時代の文章術』 (著:野地秩嘉)
  4. サービス

    67軒目 「 “魚屋のイタリアン” 誕生」
  5. キーワード

    第3回 「日本がんばれ!」「東北がんばれ!」
keyboard_arrow_up