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税務・会計

第2回 事業に関係のない投資や資産がなく、身ぎれいな決算書になっている会社

強い決算書の会社はココが違う!

「強い決算書の会社はココが違う!」ワンポイント音声講座

↑音声講座は上記を再生ください↑

 

今回のキーワード「有価証券売却損」

 貸借対照表を拝見すると、「有価証券」という勘定科目を見かける会社があります。子会社や、取引関係で必要な会社の株式なら構いません。
しかし、事業に全く関係のない有価証券の場合があるのです。
 その内容は、どこかの上場会社の株氏であったり、銀行にそそのかされて買い付けた金融商品だったり、誰かに勧められて投資をした、スタートアップの会社の株式だったりするのです。

 そのようなことは本来、自分のお金ですることです。それを、会社のお金でするのはやめてほしいのです。そもそも、そのような内容の資産があることを、従業員に説明できないはずなのです。

 もしも事業に関係のない投資や資産があるのなら、損を出してでも、売却してほしいのです。非上場会社の株式でも、先方の了解を得れば、子会社にだって売却することができるのです。
 簿価よりも安く売却すれば、「有価証券売却損」を特別損失として計上することになります。売却したお金が現金として入り、売却損の計上で法人税を減らすことができます。そうすることで、身ぎれいな決算書になるのです。
 強い決算書の会社は、ここが違うのです。

第1回 土地・建物は買わずに借りて、総資産が膨らまないようにしている会社前のページ

第3回 仕入れや経費が高騰しても、営業黒字を確保している会社次のページ

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