朝礼ネタ①「成功する人としない人の根源的な違い」
鎌倉時代の禅宗の高僧・道元禅師と弟子との問答が興味深い。
弟子が道元にこう聞きました。
「人間には、なぜ成功する人としない人がいるのですか?」
道元は答えました。
「成功する人は努力する。
成功しない人は努力しない。その差だ」
弟子は、ああ、そうかと納得したが、
その晩ふと疑問が湧き、
翌日道元に再び尋ねました。
「では人間に、どうして努力する人と、しない人がいるのでしょうか?」
「努力する人には志がある。しない人間には志がない。その差だ」
弟子は大いに肯き、家路についたそうです。
しかしその晩、またまた疑問が湧きます。
ではどうして志がある人とない人が生じるのだろう?
弟子が再び道元にそのことを問うたところ、道元はこう言ったそうです。
「志のある人は、人間は必ず死ぬということを知っている。
志のない人は、人間が必ず死ぬということを本当の意味で知らない。
その差だ」
この「人間は必ず死ぬということを本当の意味で知っている」ということは、どういうことだろうか?
これをグループ討議して欲しい。
そして、本当の意味で知っている人の事例を、一人ひとりが次回に持ち寄って欲しい。
ここで気づきを得た人は、その人生が数倍も濃厚で楽しいものになるだろう。
臥龍はラッキー(?)にも、27歳のときの交通事故で、「人間は必ず死ぬということを本当の意味で知った」が、その後の人生の濃厚さは想像を絶するものとなった。
その軌跡⇒ https://e-garyu.com/profile/
東京より愛を込めて。臥龍