朝礼ネタ②「Q.あなたは、どの神様に愛されている自信がありますか?」
道具を大切にする選手は、成功確率が高い。
イチローはバットについては、移動時に除湿剤の入ったジュラルミンケースで持ち歩くほど、「湿度管理」にも尋常ではないこだわりを見せている。
長年にわたりイチローのバット製作を手がけてきたミズノテクニクスの元担当者である久保田五十一(いそかず)氏が振り返る。
「2002年にアリゾナのキャンプ地でお会いしました。そのときイチローさんはバットの置き方にも注意を払っていました。ネットに立てておくことが多いですが、横にする時はグラブを広げて芝生に直に触れないように置いていました。特にボールが当たるヘッドの付近はグラブの中に優しく包み込むようにしていたのが印象に残っています」
またオリックス時代にはこんなこともあったという。
「イチローさんは一度だけバットを地面に投げつけてしまったことがあるそうです。するとオリックス担当のミズノの社員から『申し訳なかった。久保田さんにお詫びを伝えておいて欲しい』と言っていたと聞きました。そこまで大切にされていたのかと嬉しくなりました」
イチローは、多分「バットの神様」に愛されたことだろう。
Q.あなたは、どの神様に愛されている自信がありますか?
臥龍には、「志の神様」「映画の神様」「言葉の神様」「手帳の神様」「経営の神様」「サービスの神様」「子どもの神様」に愛されている自信がある。
それは、イチローのバットと同様、細心の注意と深い敬意を払っているからだ。
東京より愛を込めて。臥龍