朝礼ネタ⑥「アウトプット先行」
女性の学習意欲には感心する。
臥龍の秘書が、もう15年前だが、「社長、一か月休暇をください。わがままなので、クビになっても文句はありません」。
「どういうこと?」
「社員旅行で2回イタリアに連れていっていただきました。イタリアが大好きになり、コツコツとイタリア語を勉強してきました。仕上げに、一か月、イタリアにホームスティしたいのです」
「勿論、オーケー!」
それから毎年、彼女はイタリアの世界遺産を巡る一人旅をしている。
奥さまは、フランス語、韓国語をマスターして、毎年、フランスや韓国の一人旅をしている。
何故、感心するかというと、男性脳だと、「実用性」からみて英語が優先、しかし彼女達は、「好きだから」なのだ。
特に勉強熱心ではない臥龍は、「アウトプット先行、後からインプット」がほとんどだ。
「執筆、講演、コンサルティング」のアウトプットの内容と期限があって、インプットを行う。
セミナーや講演を聴講した場合のメモは、全て、パワポ原稿形式だ。
夜、FAXすると、翌日には秘書がパワポにしてくれていて、それをアウトプット先別のフォルダに収納する。
臥龍の場合は、アウトプット予定のないものをメモする暇がない。
従業員をセミナーに派遣するときにも、「アウトプット先行」が大事だ。
「Aさん、来月に行っていただくセミナーは、マンネリ化している我が社の改善活動にてこ入れしていただくためのものです。セミナー翌週の月曜日に、2時間の改善活動活性化の提言時間を取りますからね」
こう告げると、セミナー会場での「インプット」が始まる。
東京より愛を込めて。臥龍