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朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年3月13日号) 

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳

「幸せな成功者」なるための第一歩は?

「幸せな成功者」なるための第一歩は、成功者の本を読んだり、講演を聞くことではない。

社会に出るとき、人は「幸せな成功者」になりたいと思う。

この場合、「幸せ」と「成功」のマイ定義がいる。

一時的に、成功者と言われる人の講演を聞いたり、本を読んだだけでは、「幸せな成功者」には成らない。

それで成れるのなら、日本中、「幸せな成功者」で溢れていてもおかしくはないが、そうはなっていない。

四月に臥龍は、幾つかの新入社員研修の予定があるが、このマイ定義の意思決定をお勧めするつもりだ。

歩む中で、定義は変わってもいい。

先ず、「幸せとは何か?」「成功とは何か?」を、自分流に「決める」ことが大事。

「人生は、自分が決めた通りになる」(臥龍)

臥龍は、25歳のときに、こう決めた。

「幸せとは、未見の我と出会い続けること」

自分の中には、まだ知らなかったこういう自分がいたんだ!

それとの出会いが最高に幸せな瞬間だった。

つまり、自分が最も幸福感を感じる「シーン」を決め、それが多発する道を歩くことが「幸せな人生」なのだ。

そして、分かったことは、楽な道と困難な道があれば、躊躇なく困難な道を選べば、「未見の我」が顔を出すことだった。

この選択を10年続けたら、日本のトップ1%コンサルタントになった。

そして臥龍は、28歳のとき、「成功とは、死ぬときに、我が人生を振り返って、“生まれ変わってもまったく同じ人生を歩んでも悔いなし”と言い切れること」と、定義した。

すると、「寝るときに、今日と同じ一日を繰り返しても悔いなしと言い切れること」という「一日一生」の生き様に生まれた。

「一日一生」の積み重ねが「成功」と決め、そう生きてきて、間違いではなかったと思う今日この頃だ。

そして「マイ定義」は「カメの目」を生み出すことも知った。

ウサギはカメと比べたが、カメはウサギを見ないで、自分のゴールだけを見つめ、歩み続けた。

「マイ定義」を持つと、出世、有名、金持ちなどの人を見ても、人は人、自分とは比べなくなった。

随分とストレスが減った。

思わぬ副産物に恵まれたものだ。

パース(オーストラリア)より愛を込めて。臥龍

 

「意見は持っている、口を開く習慣がないだけだ」

「お客様が買ってくださらないものを世に出しても売れない」(臥龍)

「お客様の声を一番知っているのは現場」(臥龍)

物語コーポレーションから第55期の半期株主通信が届いた。

売上高前年同期比17.7%増、経常利益前年同期比24.8%増、新規出店35店によりグループ店舗数は691店舗。

主要ブランドで価格改定が出来、収益構造の改善が見られたとのこと。

原材料や光熱費や人件費などが上昇する局面で、「値上げ」ができる魅力的な業態を持っていることは強い。

この魅力を磨き上げる「改善会議」を毎週のように行っているが、出席者は役員、開発部、業態の管理者から現場の者、あるいは新入社員までと実に多彩。

これらの者達は、それぞれの立場で、お客様の視点、すなわち「異見」を持っている。

それを「意見」としてぶつけ、「最善手」に至るまで「議論」する。

この「議論経営」が、物語コーポレーションの好業績を支えている。

「人は、発することで、自分の異見や意見に気付く。正しいかどうかよりも、発することの方が優先する。言っちゃう文化、言わないのは許されない文化、これを創るのが役員の仕事だ」(臥龍)

「人は意見がないのではない、口を開く習慣がないだけだ」(臥龍)

「口を開く習慣を創ろう。そのためには、個を尊重する文化が不可欠だ」(臥龍)

東京より愛を込めて。臥龍

 

「YES OR NO」をはっきり明言すること!

「その人の言っていることは建前、やっていることが本音」(臥龍)

外国人が戸惑うのは、日本人の「考えておきます」。

外国人が取る意味は「検討中」、日本人の言う意味は「可能性ないよ」。

ここで行き違いが起きるが、どちらが悪い?

臥龍は、提案を受けたときは、「やります。その理由は・・・」、「やりません。その理由は・・・」、「三日検討させてください。その理由は・・・」とはっきり返答する。

「自分の人生は有限、貴重な時間を奪われたくない。それは相手も同様、相手の貴重な時間を奪わない行動を取る」(臥龍)

今は、メールでのやり取りが多い。

一斉送信で受けたものは返信しないが、個別宛名でメールいただいたものには、必ず返信する。

しかし、臥龍が個別宛名で発信しても、返信がない方が意外に多い。

「YES OR NO」をはっきり明言しないと、世界では通用しない。

そして、「YES OR NO」をはっきり明言しないと、リーダーとしての思考判断力、表現力も絶対に向上しない。

東京より愛を込めて。臥龍

 

「意思と仕組みのハイブリット化を図れ」

「なかなか出来ないんだよねー」が口ぐせ。

「たまに遅刻するんですが、自分は朝は弱いもんだからねー 笑」、笑えない。

「太りやすい体質で、水だけ飲んでても太るんだよねー 笑」、これも笑えない。

何かを成し遂げるときに、「能力」と「意思」、どちらが大事か?

もちろん「意思」だが、もう一つ加えると、もっといい。

「意思と仕組みのハイブリット化を図れ」(臥龍)

男子トイレの小便器に「ハエ」の絵を描いたところ、清掃費が80%も減ったという話がある。

「前に詰めて用を足しましょう」は意思。

「ハエを狙って用を足してしまう」は仕組み。

Q.この要領で、「遅刻ゼロ」「体重減」をする方法を考えてみてください。

Q.あなたが今、実現したいことは、「意思と仕組みのハイブリット化」になっていますか?

東京より愛を込めて。臥龍

 

「100点モデルから学ぶと、半分行っても50点が取れる」

年に数回は、「100点モデル」を体感しよう。

臥龍が25歳のときに入社した大手コンサルティング会社の社長がこう言った。

「年に1度でいいから、日本一、世界一を体感しなさい。若い時は、どうしても安いお店の利用になるが、上を知ると幅ができる。自分も若い頃からそうやってきた」

臥龍は、無理をしても、年に1~2回は、地域一番や日本一を体感した。

一年後の全社研修会で、ビックリした。

「何か、日本一、世界一を体感した?」と同期に聞いた。

返ってきた答えは、「行くわけないだろ。こんな安月給では無理、給料上げてくれたら行くよ」。

結局、実践していたのは臥龍だけ。

「素直」が、最も上位の能力と知った。

10点から100点の幅を知ると、アイデアの引き出しが増える。

特に今のように富裕層向けの商品・サービスの開発が急がれる時代には必要だ。

ビジネスクラスは勿論、一度はファーストクラスに乗っておかないと、選ぶ意味が分からない。

大英博物館、ルーブル美術館よりも、何故、ウフィッツイ美術館の入館数が多いのか?

「真珠の耳飾りの少女」の一枚を観るためにオランダに飛ぶことで、人を魅了する美の魔術を知る。

リッツカールトンを250回利用することで、観えてきたものとは?

昨日は、日本トップクラスのフレンチ「レフェルヴェソンス」で、メーテルドテル世界一の宮崎辰さんのサービスを受けた。

以下の辰さんの「サービスマンのプライド」を体感するためだ。

1.名前を憶えてもらえる人間になる。
2.必要とされる人間になる。
3.「ありがとう」と言って頂ける人間になる。
4.「顔を見たくなった」と言われる人間になる。
5.人生の一部にいられるような人間になる。

上記のプライドを持った従業員が増える会社が、発展しないはずはない。

100点モデルから学び、目指し始めると、半分行っても50点が取れる。

10点モデルから学び、目指し始めると、満点取っても10点だ。

Q.あなたの「100点モデル」は誰ですか?

Q.貴社の「100点モデル企業」は、どこですか?

東京より愛を込めて。臥龍

 

「あなたの『お志事』、決まっていますか?」

臥龍の生きる目標が、明らかに変わったのは23歳、「竜馬がゆく」(司馬遼太郎:著)を読んでからだ。

それまで、夢・目標しか知らなかった臥龍が、志・使命感に生きる生き方があることを知った。

中でも「今一度、日本を洗濯いたしたく候」は強烈だった。

個々人、誰もが社会と未来に関わっている当事者だと知った。

そこで、経営・経済の分野を通して、「日本精神の復興」を担うという選択目標を定めた。

その一角を照らす「一隅照」となると意思決定した。

単に報酬をいただくための仕事から、社会や未来に関わる「志事」になった。

このことで、やる事は勿論、出会う人がガラッと変わった。
一例⇒  https://e-garyu.com/v_jirei/

結局、仕事のだいご味は、何をするかではなく、誰とするかだった。

Q.あなたの「お志事」、決まっていますか?

千葉より愛を込めて。臥龍

 

「登山道(KPI)を示しているか?」

「登りたい山があれば、登山道を一歩ずつ歩むしかない」(臥龍)

「富士山を登りたい」と言いながら、近所の手近な岡を登ったり、下ったり。

永久に富士山頂には届かない。

Q.部門の目標は?

Q.部門長は、登山道(KPI)を示し、率先してその登山道を踏みしめているか?

リッツカールトンは、ゲストに一生の想い出を提供することが目標。

そのための登山道(KPI)は、「事前期待を超える先読みのサービス」を提供すること。

ホテルで最初に出会うスタッフは、玄関でお迎えするドアマン。

リーダーは言った。

「ナンバープレートを見ただけで、名前が呼べるお車来館のお客様を一人1000台持とう」

そして、車番とお名前がセットになったリストを2000名様分作り、率先して覚え始めた。

宇都宮より愛を込めて。臥龍

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