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税務・会計

第2回 
バブル期はB/S不況、今はP/L不況です。

損益分岐点を下げる、P/L不況時代の新戦略

バブル期は、売上高が伸びたが、在庫や土地・建物の資産が膨れ上がり、
借入金がどんどん大きくなった。借入返済に苦しむ「有利子負債増加型」のB/S不況でした。
今は状況が変わり、P/L不況の傾向が強くなってきました。
今回のキーワードは「変動費」と「固定費」。これからの企業が注意すべき点を知りましょう。
 


※ 8分17秒(MP3)

今回のキーワード:「変動費」と「固定費」 

 「変動費」とは、売上高の増減に比例して、増えたり減ったりするコストです。売上高に対する変動費を、変動費率と言います。
変動費率は、できるだけ小さくしておきたい数字です。
売上高が変わらないのに、材料価格が上がるなど、変動費が増えると、変動費率は上がり、「変動費率が悪化した。」ということになります。
 
 「固定費」とは、売上高の増減に関わらず、発生するコストです。なかでも代表的なものが、労務費や賃借料などです。
売上高に対する固定費を、固定比率と言います。
売上高が上昇しても、それ以上に固定費が上昇していれば、営業利益は悪化することになります。
 
 「変動費」と「固定費」が増えるほど、損益分岐点(収支トントン)となる売上高は上昇し、「損益分岐点売上高」が悪化してゆく、ということになります。
 

 


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第1回 損益分岐点は、どうなれば下がるのか?前のページ

第3回 B/S(貸借対照表)が膨らむと、P/L(損益計算書)はますます悪化する。次のページ

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