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朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年5月8日号)

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳

「人本主義経営の企業」

臥龍は「人本主義思想」を掲げ、思想に共鳴し、実践する同志「臥龍ファミリー」を増やしてきた。

「現場に権限委譲し、思い切ってやっていいぞという自律性を期待するが、なかなか現場が思い切ってやってくれない」という悩みをよく聞く。

その原因は、価値観のブレ。

あるときはコンプアライアンスと言われ、あるときはそれくらいはいいんじゃないかと言われる。

あるときは理念に照らしてと言われ、あるときは少しは採算性を考えろと言われる。

A部長からは「いいな!」と言われたことが、B部長からは「それおかしいだろ」と言われる。

「思い切ってやった者が損」というムードが流れると、現場から「自律性」が消えていく。

その解決策が、「人本主義思想」の根幹を成す「人として正しく美しいと想うことを一人ひとりが意思決定し、かつ実践すること」の一貫性だ。

「人として正しく美しいと想うこと」は、子ども達に堂々と語れることでもある。

Q1.あなたの意思決定は、人として正しく美しいか?

Q2. あなたの言動は、人として正しく美しいか?

この問いに、従業員全員が「YES!」と答える企業を「人本主義経営の企業」と呼ぶ。

北海道(ニセコ)より愛を込めて。臥龍

 

「未来を良くする思考とは何か?」

コントロールできないものに、焦点を合わせていると、そこから愚痴不満という黒いシミが広がっていく。

コントロールできるものに焦点を合わせていると、そこから希望や未来への光が広がっていく。

一番コントロールできるものは自分の思考。

「仲間を信頼しろ。しかし期待はするな。期待するのは自分だけでいい」(臥龍)

期待していると不満が生まれ、期待をしていないとちょっとしたことで、感謝が生まれる。

秋田の工場で修業し、東京に戻って子どもも生まれ、「やれやれ」と思っていたら、急に秋田の工場長が退職。

社長から「秋田に単身赴任で行ってくれる?」。

「とんだもらい事故」と思うか?

自分が進化するチャンスが来たと思うか?

「事柄」は一緒でも、「思考」の違いで、未来は大きく変わる。

その実態を動画で紹介する。
https://youtu.be/sIeCrFmBlNE

社長から「秋田に単身赴任で行ってくれる?」と言われた場面で動画を一時停止し、「自分だったらどうする?」というテーマで、各自の「意思決定」を発言していただく。

その後、最後まで観て、「未来を良くする思考とは何か?」という視点で、一人ひとりの考えを述べていただく。

これはとても有効なミニ研修と言える。

北海道(ニセコ)より愛を込めて。臥龍

 

「迷路思考VS方程式思考」

考えているように見える人も、脳内では二つの思考タイプに分かれる。

一つは「迷路思考」で、「困った、困った」「どうしよう、どうしよう」とぐるぐる堂々巡りで、出口がない。

もう一つは「方程式思考」で、出口がある。

飲食店で考えてみる。

「迷路思考」だと、「売上が上がらない」、「困った困った」。

「方程式思考」だと、リピーターや紹介が生まれるのは、事前期待を超えた事後評価の提供。

事前期待を超える一点突破は、「何でも言ってくださいね」「●●をしましょうか」という寄り添い力と意思決定し、実践し、検証する。

リーダーとは、職場の仲間を、全員「方程式思考」にしていく人だ。

北海道(ニセコ)より愛を込めて。臥龍

 

「気を抜くこともいいこと」

病は気から、ストレスほど身体に悪いものはない。

しかし、生きているだけでも、ストレスとは出会う。

これは仕方がないこと。

問題は、心のコップにストレス水を溜め込み、溢れかえってダウンしないことだ。

仕事で気を抜くことはまずいが、ストレスという悪い気を抜く術(すべ)は、各自持っておくべきだ。

人間の脳は、大雑把にいって三階建て。

一階は、爬虫類の脳。

二階は、哺乳類の脳。

三階は、人類の脳。

ストレスは、三階の人類の脳に溜まっていく。

開放する方法は、三階を休ませるか、一階と二階を活発化させるかのどちらかだ。

ある程度のお酒はいい。

お酒は三階から効く。

三階が休み、二階の哺乳類の脳が表に出てくるから、「お酒を飲むと虎になる」という。

虎になり過ぎて、暴言・暴力を振るったりすると最悪なので、要注意。

運動は、一階、二階を活性化するからいい。

臥龍は、毎月1日の日に、その月にジムに行けそうな日時での予約を一気に入れる。

5月だと、13回分入れた。

感動・感涙も、三階の疲れを洗い流す効果がある。

だから臥龍は、映画を50本、ライブ10本、本物一流体験10本の年70回の感動シーンを、必ず入れていく。

奥の手は、天地に気のアースをつなげ、一気にマイナスの気を抜く方法だ。

これは「心身統一道」の道場に一年間通って、習得した。

以上の方法で、独立後の38年間、一度も病欠したことがない。

あなたも、マイナスの気・ストレスを抜く方法を持っておこう。

北海道(ニセコ)より愛を込めて。臥龍

 

「楽観的に構想し、悲観的に計画するの掘り下げ」

「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」(稲盛和夫)。

これは臥龍も指針とさせていただいている。

年に100回を超える研修を担当している臥龍の実感としては、以下のことが言える。

楽観的に構想する上で欠けているのが、「夢」が多く、「志」視点が少ない。

「志事」とは、自分が行うことが、社会や未来と繋がっている「接点」が明確なこと。

「夢」だから、「自分で旗が下せる」「応援団が集まりにくい」などで、実現確率が低い。

臥龍のマイルーティンに、「根拠のない確信で始め、走りながら自信に変える人生を歩む」がある。

確信の4ステップ
1. 社会に善なるものか?
2. 私利私欲はないか?
3. 魂がワクワクするか?
4. 一人になっても続けれるか?

悲観的に計画する上で欠けているのが、「具体性」が圧倒的に少ない。

「どの山に登るのか?」「その標高は何メートルか?」が、本当にあいまいだ。

北海道(ニセコ)より愛を込めて。臥龍

 

「連想・妄想・決断」

貴社は、お客様に「連想・妄想・決断」をさせているか?

臥龍が「第二の我が家」のように愛用しているレストランカシータは、23年前の開業以来、販促費はゼロ円。

基本、リピート客に連れてきてもらった方が、次の予約を入れることで、増客していく。

それは「連想・妄想・決断」の力。

“ここに自分の恋人を連れてきたら、どういうことが起きるか?”

“ここにMVP受賞したスタッフを連れてきたら、どういうことが起きるか?”

それが、予約行動を決断させる。

日本の各地方で考えないといけないのは、「不便・遠い」から富裕層観光客が来ないのでないということ。

以下の二つがないから来ないのだ。

絶対に行きたいと思うアイコンがない。

アイコンの代表例は、ミシュランのレッドブック、グリーンブック。

このお店で食事するためだけでも、その国に行く価値がある。

この観光地に行くためだけでも、その国に行く価値がある。

臥龍が、ほぼ毎年、不便・遠いニセコに来るのは「羊蹄山」というアイコン・マイ三ツ星があるからだ。

もう一つは、5泊以上したくなる宿泊施設があること。

「不便・遠い」ということは、1泊、2泊では満足しない。

今回のニセコは6泊、8月のベトナムは9泊、12月のハワイは17泊。

臥龍のニセコの定宿は、温泉がいい、部屋はデスクワークが出来る広さでキッチンもあり、かつリーズナブルな価格。

「連想・妄想・決断」は、個人のクセとしても大事。

A社の従業員は、「挑戦」と聞くと「苦しい」と連想する。

対して、B社の従業員は、「挑戦」と聞くと「ワクワク」と連想する。

これは「社風」の違い、「トップの思考クセ」の違い。

「挑戦」と聞くと「ワクワク」と連想する社風を創ろう!

北海道(ニセコ)より愛を込めて。臥龍

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