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第5話 成長課題 管理職の部下育成術(5)

“出来る”管理職の条件

あなたの会社の管理職は、『“部下の真の主体性を引き出す” こと』ができていますか?
 
会社の売上や利益を増やし続けるためには、『自ら考え行動する人』を育成することができる管理職を育てることが大原則です。
 
人は誰しも、自ら考え、自ら気づき、自ら策を練ることによって、自らやる気を高め、より価値的な(より魅力的な、より生産性の高い)行動をとり、より良い結果を出すことができるようになります。
 
よく、「部下のやる気を高めるにはどうすればよいか?」との質問を受けますが、本来「やる気」は自ら高めるものであり、他人が高めることはできません。
ただ、部下自らが「やる気」を高めるための『きっかけ』を管理職が与えることは極めて重要です。
 
人を育てることができる管理職になるためには、“部下の真の主体性を引き出す”ための『きっかけ』をじっくりと考えて、部下と成長対話を行うことができるようになることが必要です。
 
具体的には、社長が示された事業発展計画書にある全社目標、部門目標を達成することを通じて、自らを成長させるために、
 
「いつまでに?」「何を?」「どこまでやるべきか?」
 
と、管理職は部下に問いかけ、自らの成長課題を考えさせ、本人に気づかせる機会をつくること。もしくは、
 
「いつまでに、これを、ここまでできるようになって欲しい。」
 
と、管理職が部下に成長課題を具体的に示した上で、
 
そのために、「どのようにすべきか?」
 
と、成長課題の解決方法を自ら考えさせ、本人に気づかせる機会をつくること。
 
※ただし、今は未だできていないことが、これからできるようになる必要があることを部下に考えさせるので、即応できるとは限りません。よって、自分で調べさせる、いろんな人に相談するなどの時間を適宜与える必要があります。
 
管理職と部下との間で成長対話を行うことによって、いくつもの成長課題と、その解決方法を部下自らが考え、気づくことができればしめたものです。
 
あとは、自ら実行するための具体策を練るにあたり、チャレンジシートとランクUPノートというツールを活用して、目標設定と計画づくりを時系列に、年間→月間→週間→日々へと落とし込むことができるようなり、「この計画通りに進めれば、目標が達成できる!」と自ら思えれば、「やりたい(やるべきだ)」と、真の主体性が生まれます。
 

社員自らが「あっ、そうか!」と気づく喜びを持たせることができる管理職の育成が、社員の活力を創出し、組織を変革させ、業績向上へと結びつけると確信しています。
 
*   *   *
 
明日から2日間、管理職養成講座(平成24年秋季)の後編を開催いたします。
お陰様でご参加いただいている管理職の皆様にはさまざまな“気づき”を持ち帰っていただいており、今後の成長が愉しみであり、とてもワクワクしております!

 

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