【原因2】失敗やミスを恐れて担当業務が固定化している
経理は正確性が求められる業務であり、ミスが重大な影響を及ぼす危険性があります。
このため、経理部門では業務効率化を目的とした新しいシステムの導入に対して慎重になり、変化を避ける傾向が見られます。
また、上司としても、業務に慣れている同じ社員に長く担当してもらったほうが、ミスがなく安心して仕事を任せられので、担当者の変更は敬遠されがちです。
経理社員も、新しい知識を学習する必要がなく楽なので、同じ仕事の継続を希望する人が少なくありません。
その結果、経理社員は同じ業務を何年も担当させられ、成長の機会を逃す傾向があるのです。
会社としては、ミスを恐れずに挑戦できる職場環境を作ることが大切です。
デジタル技術を活用して会計業務にAIチェック機能などを取り入れるとともに、組織的にミスやエラーを検証できる体制を強化していきましょう。
経理社員に同じ作業を担当させて成長の機会を奪っていませんか?