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仕事術

第119回 ネット時代の新潮流 立体オーディオ

デジタルAVを味方に!新・仕事術

 
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レコードやカセット、そして今も多くの方が手元に所有し馴染み深いCD。時代と共にアナログからデジタルに移行しましたが、根本の仕組みが原則ステレオ(2ch)という点では同じです。
オーディオの「ステレオ」とは、左右2つのスピーカーで、主に左右に広がりのある音が楽しめるのが特徴。モノラル(1ch)と比べると画期的な進化だったと言えますが、その後、長年に渡って大きな変化はありませんでした。発売されてきた膨大な数のオーディオ機器との互換性を考えると、当然の成り行きかもしれません。因みに映像を伴うホームシアターの領域では、映画館のように視聴者を複数のスピーカーで取り囲んで立体音響を再現する「サラウンド」が普及しています。
 
■利用者の多いApple Musicによる空間オーディオ(Spatial Audio)に注目!
オーディオの世界では、「ステレオ」という枠の中で、様々な立体化の試みがありましたが、どれもメジャーにはなりませんでした。
しかし、音楽の売り上げがCDよりも配信上回るという時代になり、潮目が変わりました。iPhoneでお馴染みのAppleは、音楽配信サービス「Apple Music」を世界で展開していますが、2021年6月から空間オーディオ(Spatial Audio)を開始。先述の「サラウンド」で主流の「Dolby Atmos」という技術を利用し、ステレオが苦手だった、前後や上下にも広がる立体的なオーディオ体験を提供しようとする点で画期的です。
 
■空間オーディオ(Spatial Audio)を楽しむ方法
「Dolby Atmos」はスピーカーでも再生が可能ですが、良好な立体効果を得るには機材が大掛かりになりがち。手軽に楽しむならイヤホンやヘッドホンがお勧めです。イヤホンやヘッドホンでは、バーチャル(仮想)再生により、安定した立体効果を得ることができます。
具体的な方法ですが、イヤホンやヘッドホンを前提とし、空間オーディオの再生が可能な比較的新しいiPhoneを利用している方なら、「Apple Music」(有償/無償期間あり)に登録し、iPhoneの設定で「ドルビーアトモス」(Dolby Atmos)を「常にオン」にするだけと簡単です。
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そうすると、「Dolby Atmos」に対応した楽曲再生時は、曲情報に「Dolby Atmos」が表示され、はっきりと判別できるようになっています。
配信されている全ての曲が「Dolby Atmos」という訳ではありませんが、古めの楽曲、有名なところでは「ビートルズ」も「Dolby Atmos」が見つかります。
 
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■実際の立体効果は?
「Apple Music」は、楽曲を再生しながら、「ドルビーアトモス」のオンとオフを切り替えて比較することができます。
実際にイヤホンで聴き比べすると、「ドルビーアトモス」がオンの状態は音量が低く感じるのが難ですが、オフの状態(ステレオ)では音が頭の中から聞こえる感が強いところ、オンに切り替えると、外に広がる解放感を体感できます。スピーカーで聴くように、前から音が聞こえるような前方定位は苦手ですが、左右や後方、そして頭上方向への広がりは効果的。イヤホンで手軽にこうした広がり感が楽しめるのは新鮮です。
「Apple Music」は無料で3ヵ月試用できますので、ご興味のある方は是非ご自身で体感を!
 
「Apple Music」や「ドルビーアトモス」とは異なりますが、「イヤホンで立体」の可能性を示す興味深いコンテンツがありますので、併せてご紹介したいと思います。
 
YouTube: Virtual Barber Shop (Audio…use headphones, close ur eyes)
https://youtu.be/IUDTlvagjJA (効果を確認するためには、必ずステレオ仕様のイヤホンまたはヘッドホンを使用してください)
予め立体的に聞こえるように制作されていますので、一般的なスマホ/PCとイヤホンさえあればOKです。気軽に試してみてはいかがでしょうか?
 
■さいごに
イヤホンで立体的に聴かせるというアイデアや技術自体は新しいものではありませんが、「Apple Music」でたくさんの楽曲を手軽に楽しめるのは画期的です。
背景としては、音楽配信の普及により、ユーザーに応じて、従来通りの「ステレオ」と「ドルビーアトモス」を流し分けできるようになったのが大きな要因と言えます。「Apple Music」では他にも、より高音質な「ハイレゾロスレス」(非圧縮でCDを超える音質)も用意していて、ユーザーが望めば設定一つで聞くことができます。
「ステレオ」が当たり前と思い込んでいると、時代遅れになるかもしれません。オーディオに拘ってきた往年のマニアも、この機会に。「Apple Music」をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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