テレワークやビデオ会議の機会が増え、スマホやパソコンと組み合わせて音声通話をより明瞭にしようとするヘッドセットが人気です。相手の声が明瞭に聞き取れ、自分の話し声がクリアに伝われば、実際に対面するかのように、コミュニケーションをより円滑にできるでしょう。
しかし、通常のヘッドセットには問題も。ヘッドホンもイヤホンも、耳を塞いでしまうので、見た目にも実際にも、周囲から孤立しがちなのは気になるところ。オフィスの場合、装着者自身が周りの音や気配に気付き難いことに加え、逆に周りからも声を掛け難いものです。また在宅ワークの場合も、来客や宅配に気付かないケースもあるでしょう。
そこで提案したいのが、骨伝導ヘッドセットの活用です。Aftershockzの「Opencomm」は、定評のある骨伝導ヘッドホンに本格的なブームマイクを搭載したヘッドセット。Bluetoothワイヤレスでスマホやパソコンと無線接続が可能です。
骨伝導ヘッドホンは耳を一切塞がないので、上述のような問題が無く、周囲との繋がりをいつもと変わりなく維持することができます。実際に「Opencomm」使ってみましたが、相手の声が変質なくクリアに聴き取れ、一般的なヘッドホンと遜色無し。骨伝導技術の進化を感じます。周囲の音が聞こえて邪魔になる時は、耳栓を使うと効果的。耳栓をしてもクリアに音が聞き取れるのは不思議ですが、これは骨伝導ヘッドホンの特徴。鼓膜を通さないので、中高年層など加齢で聴覚が衰えた方の聞こえをサポートする効果も期待できます。
また、マイク性能も良好。音声のデジタル処理によるノイズ低減機能が搭載されているほか、マイクが口元に近いので、自身の声の反響音や周囲の騒音を拾い難く、明瞭でダイレクトに届く印象。通話相手への配慮としても、こうした高性能なヘッドセットの利用は有用と言えます。
■さいごに
「Opencomm」は元来、運送や倉庫など、物流関係の作業をサポートする狙いで企画されたそうですが、フタを開けてみるとテレワーク用途にピッタリ。音質は音楽リスニングにも耐えるもので、ウォーキングやランニング時に安全性を確保できるヘッドセットとしてもお勧めできます。
場所を選ばずテレコミュニケーションを快適かつ高効率化してくれる好製品です。
【紹介した製品】
メーカー公式ページ:
実売価格: 2万円前後