menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

仕事術

第43回 モバイルバッテリーで持久力アップ!

デジタルAVを味方に!新・仕事術

電車に乗ると、スマホ画面を眺めている乗客の多さに驚きます。近年では大半を超え、「8割」と言っても過言ではないでしょう。以前の通話とメールだけの携帯電話に比べると、ネット閲覧、ネット動画、ゲーム、電子書籍・・・など、多用途に使えるスマホは、使用時間も長くなりがちです。

こうした利用実態のなか、バッテリーの「保ち」が気になる方も多いことでしょう。特にオフィスを出て移動時間が長い場合は、コンセントに接続して充電するチャンスが少なく、夕方にはバッテリー残量がピンチになる場合も。こうなると、通話の余力を確保すべく、スマホの使用を控えてしまいがちです。
バッテリー残量に余裕があれば、テレビやネット動画の視聴なども、時間を気にせずに利用でき、通勤や長距離移動の時間も有意義に過ごせるはずです。
そこでお薦めしたいのが、モバイルバッテリーの活用です。

スマホ時代の必需品?! モバイルバッテリー

 
digital201541.jpg
 

モバイルバッテリーとは、主にUSB給電端子を備えた携帯型のバッテリーパックを指します。コンセントの無い場所でも、携帯電話、スマホ、タブレットなどの携帯型端末を充電することができます。モバイルバッテリーがあれば、動画視聴やナビゲーションなど、消費電力が多い用途でも、バッテリー残量を気にせず、スマホを2倍にも3倍にも活用できると言う訳です。

通勤や通学時間の情報収集や娯楽だけでなく、近年では外回りのビジネスパーソンが、プレゼンテーションや情報共有にタブレットを利用するケースも増えていて、そうした実務用途にも役立つアイテムです。
 
■モバイルバッテリーの選び方
一口にモバイルバッテリーと言っても、実に多くの製品が発売されています。製品選びのポイントは、大別して以下の4点です。
バッテリー容量
iPad(タブレット)が充電できるか否か
充電方法
信頼性
 
【バッテリー容量】
蓄電できる容量です。大は小を兼ねますが、容量が大きくなるとバッテリーの体積も増えて重くなり、携帯用途には不向きです。また、値段も高価になります。用途に応じて、必要最小限の容量を見極めるのが大切です。
目安としては、夕方にバッテリー残量が50%程度以下になって心細い・・・という方なら、容量が1500mAh程度で小型軽量の製品を選ぶと良いでしょう。1500mAhの容量があれば、一般的なスマートフォンを50%程度充電できます。(残量が50%なら、100%近くまで充電できる計算です)
もっと利用時間が長く、お昼にはバッテリー残量が50%以下になってしまう・・・というような使い方なら、容量が2500mAh~5000mAh程度の製品を選びましょう。スマホを1~2回フル充電することができます。
タブレットを充電したり、使用時間がさらに長い用途の場合は、容量が10000mAh以上の製品も選ぶ事ができます。
 
【iPad(タブレット)が充電できるか否か】
iPadなどのタブレットを充電する場合、小型のスマホよりも、より多くの電流を必要とします。そのため、モバイルバッテリー、そうした機器向けに「2.1A」など大出力に対応した給電端子を備えた製品も増えています。
因みに、タブレットにスマホ用(1A以下)の給電端子から充電を行うと、充電が出来ない場合があったり、充電できるものの非常に時間がかかる(急速充電ができない)などの問題を生じます。また、信頼性の低い製品では過熱などのトラブルを起こすケースもあり、注意が必要です。
タブレットへの充電を想定している場合は、モバイルバッテリーの仕様を参照し、接続する機器が対応しているか確認しましょう。
 
digital201542.jpg
 
写真: 「1A」と「2.1A」の2系統を備え、iPadの充電にも対応しているモバイルバッテリー製品の例。
 
【充電方法】
モバイルバッテリーも当然、充電が必要です。USB端子を使って充電する製品が大半ですが、中にはコンセントに直接接続できる製品もあり、充電器を持ち歩きたく無い方は注目です。
ちなみに、最近ではUSB充電器を一つ持っていると、複数のモバイル機器を充電できるので、コンセントに直接接続できる機能の必要性は薄れつつあります。
 
【信頼性】
モバイルバッテリーはエネルギーの塊と言えます。粗悪な製品は発火事故などの危険性もあり、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
また、バッテリーは充放電を繰り返すうちに劣化し、充電容量が少しずつ減少します。言い換えると寿命(繰り返し充電して使える回数の限度)があるのです。製品によって想定寿命は異なりますが、粗悪な製品の場合、想定回数に達するまでに寿命を迎えるケースもあるので注意が必要です。安全面も含め、信頼できるメーカーの製品を選ぶのが得策と言えます。
 
■さいごに
モバイルバッテリーを利用すれば、スマホやタブレットは、充電残量を気にせず、思い存分に仕事や娯楽に活用できます。スマホやタブレットの稼働時間が長くなれば、これも一つの効率化と言えるでしょう。
また、モバイルバッテリーの製造販売自体も大きなビジネスに育っています。小規模なメーカーでも、デザインや製品形態などのアイデアおよび、消費者の信頼を得て急成長している企業もあるほどです。
 
 
digital201543.jpg
 
写真: デザイン性がウケて大ヒット商品となっている「cheero Power Plus DANBOARD version -mini-」(CHE-047)。『よつばと!』のキャラクター「ダンボー」をデザインに採り入れた、モバイルバッテリー。信頼性や品質の面でも高い評価を得ている。
 
モバイルバッテリーは製品形態もバラエティーに富み、Bluetoothスピーカーにスマホ充電(給電に対応)できる製品なども登場しています。今後、どのようなアイデアが飛び出すか楽しみです。

 

鴻池賢三

第42回 ナスで仕事もAVもパワーアップ!前のページ

第44回 趣味のデジカメ。トレンド最前線次のページ

関連記事

  1. 第149回 生成AI(画像)で仕事を効率化!

  2. 第68回 Bluetooth対応レコードプレーヤー

  3. 第6回 節電の知識とアイデア AV編

最新の経営コラム

  1. 第107回 書類のデジタル化で仕事を見える化し、効率化とミス削減を実現

  2. 国のかたち、組織のかたち(25) アテネ民主政の再生

  3. 第82回『最近言われるマイクロストレスを知り、生産性を上げる』~組織の生産性を落とさないための隠れストレスを経営者は知っておく~

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    危機への対処術(23) 国際社会のトレンドを読む(濱口雄幸)
  2. マネジメント

    第346回【勝ち組企業づくり編⑨】社長が一番勉強している会社は、やはり伸びている
  3. 教養

    第31回 『空白』 (著:井上雄彦)
  4. マネジメント

    第149回 契約を更新する、解除する
  5. 経済・株式・資産

    第11話 失敗から学ぶことの重要性
keyboard_arrow_up