会員さんに焼肉店が多いので、定点観測をしているのがこちら『味ん味ん 稲城矢野口店』です。
「緊急事態宣言」明け、お店の集客状況や、メニュー、料理、ファミリーの「卓単価設定」などをチェックしてみたいと思います。
16時30分に到着して、順番待ちの発券機で出力します。
すで先約があり3番目です。だから、この時点で十数人くらいのウエイティング。
『味ん味ん』のような客単価を抑えた食事需要の焼肉店で大切なのはスタートダッシュです。
他の追随を許さない品質の焼肉の単価設定ゆえ、リピート率は高く、待つのが嫌であれば、早く来店するということです。食事需要でも「お腹が減った」というニーズではなく、『味ん味ん』で食べたい、だから早めに来るという構造です。郊外に出店していますから、車で来店故に商圏も広いです。
そんな事情で否応なしで集まるわけですから、提供が早ければ、概ね70分でお客様が入れ替わりますので、薄利多売とてキャッシュが蓄積するのです。
テーブルに案内され、まずはドリンクやキムチやナムルなどを注文します。
サイドメニューは少しずつブラッシュアップしている印象です。
なかなかおいしいです。
続いては、こちらのウリの稀少部位を注文します。
本日はカイノミを集中的に攻めてみます。まずは4人前。
さて、欠品になるでしょうか。
それと椎茸。
まずは椎茸が到着です。
昔、『大東園』の徐さんと来て、徐さんの目を丸くさせた「カイノミ」。
今回は4人前で注文したので二皿で到着です。
品質は変わっておりません。
うまいです。
2017年に来たときと比べても、当時のカイノミは860円だったので価格は20円しか上がっていません。さりとて、カット数も2017年に12個だったので今回と同じです。肉が高騰している折、すばらしいですね。
こういう姿勢がお客様を激増させて、店舗数も増やしているのでしょう。
チョレギサラダを追加します。
まあ、ドレッシングはセントラルでつくっていないかもしれませんが、おいしいです。
最後に「牛タン」。
焼肉店では1人前1,000円を超えるのが普通になっていますから、830円という価格設定ということでこんなものでしょう。
ちなみに、コーラはジョッキです。
ドリンクで単価アップという考え方でなく、おいしさと圧倒的な「卓単価」による顧客満足度の追求をしています。すばらしいです。
客単価設定はお客様から見ると予算で、店を決める利用動機です。
会食であれば、一人当たりの客単価(お客様からみる)、家族でのレジャー外食であれば「卓単価」の設定が重要となります。
味ん味ん 稲城矢野口店
東京都稲城市矢野口1633
電話 042-379-8238