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第33回 アイフライテック(iFlytek:科大訊飛)

社長のメシの種 4.0

 日本経営合理化協会の広州視察で訪問したアイフライテック(科大訊飛)は、2017年に米マサチューセッツ工科大学(MIT)が選出したグローバルスマート企業50で、1位エヌビディア(NVIDIA、画像処理などに使うGPUチップ製造)、2位スペースX(衛星打ち上げ事業)、3位アマゾン(ネット販売、クラウド)、4位23&me(遺伝子検査)、5位Googleについで6位と、中国企業では一番とされた企業だが、日本での知名度は低い。
 
 このMITのグルーバルスマート企業50には残念ながら日本企業は一社も入っていないが、中国の有名IT企業は8位テンセント(メッセンジャー、QRコード決済)、25位DJI(ドローンシェアNo.1)、41位アリババ(ネット販売、QRコード決済)、50位百度(Baidu、検索)などが入っている。
 
 また、中国政府は2030年までに中国のAI技術を世界最先端のレベルにする戦略を発表しているが、中国科学技術部が2017年11月に発表したAIプラットフォーム発展計画では、自動運転車AIは百度、医療技術AIはテンセント、スマートシティAIはアリババ、音声認識AIはアイフライテックが開発すると割り当てており、AI企業四天王とも言われている。
 
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 アイフライテックの強みは音声認識と認識した音声を文章にする技術だが、音声認識分野では中国のシェア70%だし、小型翻訳機「Easy Trans 2.0」(63,800円)は中国語を含む34の言語と中国の4つの方言(広東語、河南語、四川語、東北語)で発せられた音声を瞬時に翻訳するもので、日本のAmazonでも販売している。
 
 また、教育分野にも強く、中国で行われている小中学生標準テスト(15,000校中8,000校が採用)の自動採点、間違った問題の分析などによる個人個人の弱い部分を宿題に出すシステムなど、授業の管理や生徒・学生の学習進捗度の把握、試験問題の作成、試験の自動採点(作文、数学も含む)も行っていおり、日本の英検の自動採点もアイフライテックの技術を使っている。
 
 教師用プログラムでは7,000校の中学に1,200万人の利用者(日本の中学生は333万人)を持ち、リアルタイム翻訳機能を組み込んだ教育製品を開発する共同事業会社も設立している。
 
 教育分野のAIとしては、2017年の中国医師国家試験・筆記試験問題に600満点中456点(合格ライン360点)で初合格している。
 
 歯科医が話した内容をリアルタイムにカルテにする技術やMRIの解析、病院の問診ロボットなど医療分野も強い。
 
 技術集団的な企業のため一般的には有名ではないが、アイフライテックは注目すべき企業だ。
 
 
 
======== DATA =========
 
●iFlytek(科大訊飛)
 
●スマート・カンパニー502017
 
●Easy Trans 2.0

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