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第30話 「自創経営における人格能力とは・・・序編」

東川鷹年の「中小企業の人育て」

 「全国、何万社とある会社の中からわざわざ当社を選んでくれた尊い社員や。全社員に幸せになってもらいたい。全社員が夢を実現するための支援ができたらええなぁ!どうしてあげたらええかなぁ・・・」
 
 先代社長との対話で良く出てきた言葉である。
 
 そのためには、びくともしない強い会社に成長することが大命題である。
そして強い会社に成長するためには、全社員の成長が不可欠である。
 
 それも、仕事人間として単に職務遂行能力を高めるだけの成長するだけではなく、自らの人生をより豊かにする事ができる人格能力を高めるために、仕事を通じて人間的に成長することが望ましい。
 
 当時、先代社長のように、長期的視野や先見性があり、思慮深く、物事の判断が的確で、時に大胆に、時には細心に行動ができる人が育ったらすごいなぁといつも考えたいた。
 
 その時に出会ったのが、脳力開発である。
 
 誰もが共通に持っている武器の一つとして、140~150億の脳細胞の数は同じであり、その細胞の結び付き、すなわち回路のつくり方が人それぞれ違う。
 
 その回路づくりが“習慣”であり、『良い習慣』を身につける事が重要であると説く。
 
 『良い習慣』づくりを、紐解いていくと実践行動学であり、“任すから任せるに足りる人”を育てる土台となると思った。
 
 その土台となっている『良い習慣』の根本指針は、大きくは3面に分かれている。
 
   第1面:主体的に動ける人(心構え)、
   第2面:変化に対応する思考が出来る人(モノの見方・考え方)
   第3面:体型的な知識を持つ人(実際知識の拡大)
 

 これを下からつなげると、
「体系的な知識を持ち、変化に対応する思考ができ、主体的に動ける人」となり、『任すから任せるに足りる人』が具体的にイメージ出来た時、身震いがした。
 
 この3面には、それぞれにいくつかの指針があり、合計11の根本指針がある。
 
 その指針を人格能力の基礎として、20年以上にわたり、人を育成してきた。
 
 これからその指針を順にご紹介していきたい。
 
 この3面を兼ね備える人を育てる“仕組み”が自創経営である。
 その道のりは遠く、時間はかかるが、自創の人を育てる過程を通じて、必ず強い会社をつくることにつながり、全社員の幸せにつながる事を確信している。

 

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