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第29話 「セルフマネジメントが出来る人の 育成が企業発展の要」

東川鷹年の「中小企業の人育て」

 先代社長が口癖のようにおっしゃっていた言葉に、
「社員が将来にわたり安心して働ける“強い会社”を創るためには、
 商品づくりも資金づくりも大切だが、人づくりが最も重要や!
 モノを扱うのもお金を扱うのも人やからなぁ。
 “人こそすべて 人が企業”やで!」
 
がある。
 当時、人事の責任者であった私に、
『任すから任せるに足りる人』を育てよ!という命が下り、約20年にわたり、人材育成に携わる中で、人づくりの仕組み『自創経営』が出来上がった。
 
 自創経営で育成する“人”とは、どのような人か?
 
 いろいろな角度で表現しているが、1つのゴールとして「部門経営者」と表現している。
 
 「部門経営者」とは、自らが担当する仕事は自らが責任者であるという
感覚で仕事をする人である。
上司からの指示を待ってばかりいる人ではなく、“自ら考え行動する人”である。
 
 もちろん、企業内の組織に関わり仕事をするにあたり、1人ひとりが勝手気ままに考えを巡らせるのではなく、『トップの想いを実現する』という方向性は全員同じである。
 
 その想いを実現するやり方は、おのおのに自ら考え行動する事が大前提となる。
 
※ここで重要な事は、社員がトップの思った“行動”を模索するのではない。トップは想い描いている“あるべき姿”(経営理念やビジョンなど)を何度も伝え、その想いを実現するために、やり方は自由に個人の裁量によって責任と権限を与える事が人材育成には重要である。
 
 トップの想い実現を通じて、全社員、自らの将来の“夢”実現につながる事が望ましい。
 
 そのためには、トップは、自らの想いを何度も語る必要がある。
 また、幹部を始め、全社員も自らの夢を語りあう場も重要である。
 
 企業という組織とその組織に関わる全社員の“あるべき姿”や“夢”という、「今とは違うより良い状態」を創りだす事が出来るようになるための人材育成が重要なのである。
 
 その意味合いを社員に理解して頂くために、部門経営者として、実践すべき事をまとめると、《自らが計画を立て、チェックし、改善し、その目標の達成に責任を持つ》となり、これを『部門経営者の定義』とした。
 
 すなわち、“セルフマネジメント”が出来る人を意味する。
 
 全社員、誰しも自らの人生(将来)を創るのは自分であり、自らの将来をより豊かにするために仕事をしている。
 
 仕事を通じて、この定義の実践をする事が、人生計画を立てる事が出来るようになり、全社員が人生目標を達成する事ができ、夢実現につながる事がねらいである。
 
 全社員が自分の人生を経営する責任者として、セルフマネジメントが出来る人に育成する事が、企業としての社会的責任を果たす意味でも非常に重要である。
 
 全社員が、セルフマネジメントが出来る人として、仕事を通じて成長する過程において、企業、個人の将来の“あるべき姿”実現に向かい、全社員がワクワク仕事をする仕組みが自創経営であり、21世紀の成長戦略であると断言できる。
 
 強い会社をつくるにあたり、企業内におけるセルフマネジメントが出来る人の育成では、職務能力を高める教育だけではなく、人格能力を高める教育が不可欠となる。
 
 自創経営における人格能力については、2011年に向け、今後のコラムで1つずつ語っていくが、セルフマネジメントが出来る人を育成するにあたり、人格 能力を高める教育は、OFF・J・T(自己啓発)として、放任するのは企業としてあまりに無責任である。
 

 あくまでも、ON(・The)・J・T(仕事を通じて訓練し成長する)を通じて、
人間を育てる企業に発展する事を願ってやまない。
 
 2011年が皆様にとって、より発展するための布石を打つ一年となることを願って・・・。

 

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