「人の話に耳を傾けるべし」・・・良く知ってはいても、部下の話をジックリ聴くことは、なかなか難しい。
「こちらもバタバタ忙しい」「部下の話が要領をえなくてイライラする」「ピントはずれ」、ましてや報告を求めないと「話にも来ない」。
社長ともなれば、幹部でさえおっかないし、遠慮する。「悪い話」や「意見」であれば、当然話づらい。
先週「まずは話を聞こうじゃないか」の著者で、都内電鉄系広告代理店(売上100億)の前社長である今野相談役に、部下の話を聞く際に、一番大切な姿勢を伺う機会を得た。
「聴いて、ピンときたら、すぐ実行。すぐ行動」と。
社員はみんな会社の発展を想い、勇を振るって社長に話にくる。
聴く姿勢よろしく、いくら時間をとっても、3回~4回と「何もやらなければ」誰も話には来なくなる。
「当り前じゃないか!」と思えるが、ほとんどの場合がこのパターンだそうである。
1~2分の立ち話でもいい。ピンときたら、即実行。すぐ、手を打つ。
「聴くことは、動くこと」
今野氏が社長時代、7期連続増益を実現された原動力である。