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税務・会計

第105回 3段階で進める経理のデジタルトランスフォーメーション

賢い社長の「経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」

経理部門のDX

中堅・中小企業においても、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み始める会社が増えています。

しかしながら、会社の中でも経理部門は、DXが特に遅れている傾向が見られます。

 

DXの推進においては、3つのステップに分けて着実に進めることが重要だと言われています。

第一段階の「デジタル環境整備」、第二段階の「業務プロセス連携」、そして第三段階の「業務モデル変革」に分け、それぞれのフェーズごとに段階的に進めていくと失敗しません。

 

そこで今回は、3段階で進める経理DXについて、説明します。

御社の経理部門はDXに取り組んでいますか?

 

第1段階:ペーパーレス化によるデジタル環境の整備

経理部門のDXの第一歩は、紙の書類での作業をやめるところから始めます。

仕事のペーパーレス化です。

進め方としては、一気に広範囲で実施すると混乱や抵抗が生じやすいため、まずは経理部内の会計伝票や帳簿の電子データ保存から開始します。

そして、月次で作成している試算表や業績管理資料などを紙に印刷するのをやめて、PDF形式やExcelシートなどのデータで社内に提供するように変えていきます。

 

次に、各部門から経理部門に渡される書類関係を紙から電子データに変更していきます。

紙の請求書や領収書を受け取った担当部門で、書類をスキャンして電子データ化して、社内で共有するようにします。

中小企業でも導入しやすい経費精算や請求書管理のITツールやクラウドサービスが提供されていますので、利用すると取引情報が電子データで一元管理できるようになります。

 

デジタル環境を整備する段階での注意点としては、紙と電子データとの二重管理の期間をできるだけ短くすることです。

例えば、約半数の取引先は紙の請求書で、残りが電子データの請求書の状態が続くと、経理作業が煩雑になり、非効率でミスが増える恐れがあるからです。

請求書のデジタル化に関しては、3カ月以内に期限を決めて社内全体で取り組むことをおすすめします。

取引先に対しても、請求書を電子データで送信してもらうように協力を要請していきましょう。

 

経理部に保管されている紙は段ボール何箱分ありますか?

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